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あしかが妄想会議#1

まずは、代表の牧野くんからご挨拶
そしてオリエンテーションとして
あしかが妄想会議のコンセプトと
足利市の人口推移や空き家調査結果
などお話させていただきました。
みんなが悲観するほど人口は減ってない
ピークは平成2年16.8万人で
今は14万人(83%)
一方、少子化はやばい!
昨年の出生数は600人強。私が生まれた
昭和52年は2000人強(40%)
また、人口は減っているが世帯数は
微増中!→結果、空き家が増えている
足利には大きな企業はないけど
事業者数は宇都宮より多く県内一位
そしてかつて織物生産高日本一になった
個と個がしっかりと事業を行いまとまれば
それはとてつもなく強い力になるのでは?
まずは自ら活動するプレイヤーが重要!
ということで、妄想会議を開催します。
というようなお話でスタートしました。

記念すべき1回目のゲストは
足利ミッドタウン商店会
(喫茶八蔵)の梁川健人さん

梁川さんは足利出身で
都内の映像関係の専門学校へ進学
その後映画ドラマの大道具として
働いていました。
奥さんと出会ったのも専門学校
お二人とも忙しく働いていたそう。
当時のこの世界はとてもブラック
年間のお休みが数日という状況
だったとか。
新婚旅行で出会った珈琲タイム
というゆったりとした時間を過ごす
文化に惹かれて、カフェ業に興味を
持ちはじめ、この後、第一子を授かり
家族との時間などを考えて、転職を
決意したそうです。

梁川さんは名店『堀口珈琲』へ
履歴書を持ち突撃し、たまたま
会長とお会いすることができ、
面接を経て修行させていただくことに

仕事の方は労働時間もしっかり管理
され、休みが比較的取れるタクシー
運転手の道へ進み、いろいろな人が
利用するタクシー車内で対人スキルが
上がったとのこと。

そして、休みの日はデパートの催事
コーナーや、ゲストハウスなどで
珈琲を淹れながら自分の店を妄想
していたそうです。

そんな中、足利市が移住施策として
開催してる対話型交流会『足カフェ』
に参加し、そこで空き家の話や同世代
で移住した人の話など聞き、
足利への移住、足利での起業に向けて
進みはじめたそうです。

足カフェvol.2

まずは空き家となった古民家での
古民家カフェイベントをGWに開催
連日多くのお客さまにお越しいただき
足利の人たちに迎え入れてもらえそう
と移住がより現実なものになったそう

古民家カフェイベントの様子

移住してからは同世代の移住された店主
や先住民の同業者の方たちと交流し
足利ミッドタウン商店会を立ち上げ、
情報誌を作成したり、HORONIGAWALK
よりみちマップ、キタナカモールなどの
自店舗の経営だけでなく、地域の人たち
と一緒に街を盛り上げる取り組みに
チャレンジしています。

足利ミッドタウン商店会旗揚げ


掘り下げトーク1
移住相談などで多く相談されるのが
『カフェをやりたい』
みなさん自分のお店を持ちたいという
夢があるんだなーと常々思います。
しかし意外にどんなお店にしたいのか
それに向けて具体的に準備ができる人
少ないように思いますが梁川さんは?

『つかっていいもの たべておいしいもの
 そんなあたりまえを大切に』

というコンセプトでお店づくりをしました。
しっかりと修行もしましたし、資金も少し
貯めました。そして銀行融資に向けて
しっかりと事業計画を作成しました。

掘り下げトーク2
お店で珈琲、おやつのほか、雑貨、アパレル
なども取り合っていますが、その理由は?

当店は私の淹れるおいしいコーヒーと
妻の手作りで温もりを感じるおいしいおやつの
ペアリングを楽しんでいただきたいと
思っていますが、そのほかにも、私たちのおすすめする、作り手の思いがしっかりと商品に反映されているもんぺやビーチサンダルなどの物販等をいろいろやっていますが、その作り手の思いをしっかりと伝え、なぜ良いものなのかも商品と合わせて販売する事で、当店のコンセプトにそった形となっていると思っています。

掘り下げトーク3
八蔵は毎日SNSで情報発信していますね。
これだけSNSが普及していますが、
意外に発信している人少ないように思いますが
どうして継続できているのでしょうか?

お店のメニューを紹介したいのもありますが
まずは自分のことや、お店のこと、
私たちがどんな思いでお店をやっているか
そういったことを発信してファンになって
もらいたいなと思っています。

実際には毎朝子供たちに朝ごはんを作って
食べさせている間にネタを考えていて、
ネタ切れに困ることもありますが、
必死で発信しています。
ありがたいことにまもなくフォロワーが
1万人になりそうです。

お店の商品がおいしいというだけじゃなく
SNSを通して店主やお店のファンが
増えているということですね。

掘り下げトーク4
北郷エリアの出身ですが、まちなかに
出店しようと思ったらきっかけは?

子供の頃からまちへ行く感覚があり
人の集まるところはまちなかという
なんとなく固定概念もありましたが、
実際にまちなかには
ほんと素敵なお店が集まっていて
自分もこのあたりでやっていきたい
と思い物件探しをしました。
そんなこともあり、念願のまちなかでの
お店をやらせてもらっているので、
周りのお店と一緒に何か楽しいこと
エリア全体を盛り上げることがやりたくて
足利ミッドタウン商店会というチームも
立ち上げました。

掘り下げトーク5
ミッドタウン商店会の皆さんと一緒に
キタナカモールやカフェ店主さんたちと
HORONIGAWALKなどさまざまな
イベントにもチャレンジしていますが、
お店との両立って大変じゃないですか?

地域の人たちと一緒にイベントをやることは
苦労もありますが、ほんと楽しいです。
売上のことだけ考えれば店に専念したほうが
いいと思いますが、せっかくまちなかで
お店をやらせてもらっているので
地域の人たちと一緒にこのエリアを
盛り上げることで結果的にこのエリアの
ファンを増やすことにつながるのではないか
と思っています。

最後に梁川さんの今後の"妄想"を
お聞かせください。

私が思う"足利のよさ"を"八蔵"というツールを
用いて、様々な人と交流し、場や思いを共有
していきたいと思っています。
そして身近な人たちと楽しく暮らしていきたい
と思っています。

具体的な妄想としては
その1
市内の絶滅危惧種となった町中華や食堂のよさを
お店がなくなる前に、記録と記憶に残したい!

その2
生まれ育った北郷地区とまちなかを
お店を通してつなげたい!

その3
北郷地区にフォーカスをあてた"北祭"を
5年以内に開催したい!

その4
足利ミッドタウン商店会の活動を通して
同じ思いのある人たちと繋がっていきたいし
もっと若い世代の人たちとも交流を図りたい!

どれも梁川さんらしい"妄想"ですね
人と対峙するのが好きで
足利のこと、そして生まれ育った
北郷地区のことが好きで
食が好き

さてさて、皆さんまた次回お会いしましょう!

ゲストの情報
梁川さんのお店 八蔵

足利ミッドタウン商店会

#あしかが妄想会議 #足利 #足利大学足利短期大学地域連携プロジェクト #くらカツ

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