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してなるものか、年忘れ2023

2023も忘年会というものにいくつか参加した。
昨日はfemtoの忘年会もあってその後久々に会う大学の友人たちとも食事をした。
少し前には1月に舞台を一緒にやるソクセキの仲間たちとの食事会もあったし、他にもいくつか。
大体その集まりを忘年会と呼ぶ。
だが2023は公私共に、忘れられるほどの年ではなかった。

人生の歯車がぐるんぐるんと大きく激しく回り
燻りが一気に吹き込む風と共に晴れていく。
いままでで一番と言っていいほど、力強く前進して大きく駆けた一年だった。

少し前までは表現者として生きたかったけどそれは無理なんじゃないか、と諦めかけていた。
就職にすら失敗して、このままでは世界のどこにも居場所がないとさえ思った。
多分、そこまで思い詰めることはなかったのだけど。

モデルとして、作品作りの相棒として、必要としてもらえて、私も楽しくて幸せで、コレがずっとやりたいと思った。
モデル・花盛まことを切り捨てるくらいなら役者としては事務所になんか入らなくていい、フリーでいいと本気で思うほど。

もちろん得たものばかりではなくて、この一年の間に失ったものもあった。
深く悲しんだこともあったけど、その頃ある人に素敵な言葉をいただいた。
「失ったら失っただけ何かが入ってくるものだから、大丈夫」
失ったものを受け入れられるようになったら、世界の様子が変わり始めてなぜだか役者としての仕事も決まり始めた。

femtoの活動は2022の10月からだったが、
2023に入ってからの方が長かった。
11月には花盛まこと展。
ギャラリーコンシールの美味しいカフェオレを飲みながら、素敵な展示作品に囲まれて幸せすぎる1週間を過ごした。
本当にたくさんの方々に支えられながら12月頭までfemto専属として活動してその後フリーに移行して今でおおよそ1ヶ月弱になる。

実はその間にもいろいろあって、
2023の1月にはモデルを始める前に決まっていた、今のところ最新で最後の舞台出演…MASHIRA.ENTの「屏風」があったし、(次は1月5日劇団ソクセキ「PHOENIX」その次は2月7〜11日劇団コルバタ「願わずとも、愛。」です!何卒!)
3月には、大学を卒業した。
友人たちがほとんど就職するなかフリーターなのは、後悔していないがそれなりに不安はあった。
5月にサウナ屋さん、7月にバーと新しいバイトを始め、バーは9月、サウナ屋さんを10月で辞めた。
月に2.3回は平日に日程が合うとCMやドラマにエキストラとして撮影に参加していた。
最近になって撮影をご一緒している様々な自主制作団体との出会いは秋ごろのことも多かった。

最近だとつい数日前にTikTokでライブ配信を始めた。

休む間もなく駆け抜けた。そんな一年だから人生で一番レベルで濃密で、この一年を抜きにしたら私はもぬけの殻になってしまうかもしれない。
だから年忘れなどしていられない。

最近部屋にゴッホの絵を飾りたいと思っている。
特に、アーモンドの花の絵がいい。

あれは弟のテオに子が生まれたのを祝ってかいた絵らしい。アーモンドは南フランスではまだ他の花は咲いていないようなまだ寒い時期に花をつける春の訪れを告げる木なのだそうで、日本で言うと梅のようなものなのだろうか。
祝福の気持ち。溢れ出す生命力。大切な人の幸せへの願い。
とても幸せな気持ちになれるあの絵がとても好きだ。
次の一年も全力で、まことの花を盛りにすべく誠心誠意頑張っていくので、そのためにはこの2023年を忘れるわけにもいかぬのです。
だれかを幸せにできる、そんな花がいい。

花が咲くにはまだ早い、12月31日。

花盛まこと

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