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「初めて知りました」と言われるので

少し布教しておこうと思う。

端的に説明すると、道具を使わない卜占である。
必要なものは占う月日時のみなので、式盤(ちょくばん)の出し方さえ覚えてしまえば、旧暦と日干支、今の時間を調べるだけで簡単に占える。
しかも的中率は凄まじい。

六壬神課は元々陰陽師の必修占術だったのだが、日本では1度完全に衰退した過去がある。その後、本番中国から六壬を逆輸入したり、古文書から考察したりと紆余曲折あって今の姿となっている。

これでどんなことが分かるのか?

「今、どう動くべきか動かざるべきか」のような2択を占い、その背景や隠された事柄を深く掘り下げることができる。

例えば、「今から大きな買い物をしようと思うがどうだろうか?」と占えば、「その買い物が今後の自分への投資となるならば吉」「趣味のものならば凶」「家族に反対されるが買ってしまえば家族が夢中になる」「行くならばこの時期、この時間帯が良い」「今の時期を逃すと良いものは手に入らない」など、細かく吉凶可否が出てくる。

人の性格や関連する事柄が複雑に絡み合った状態も読み解くことができるので、掘り下げれば掘り下げるほど色々な事柄が出てくるのが、この鑑定の面白さでもあり、難しさでもある。

ひとつの頃柄を多角的な視点で考察するのが好きな方には非常にオススメしたい占術ではある。しかし、真摯に向き合わなくては使い物にならず、真摯に向き合いすぎると神意を覗く行為として己の運が衰退するとも言われるので激推しはできない。

ただ、命占を主軸として卜占も取り入れたい方には向いている。
なんと言っても命盤の読み方がよく似ているからだ。素地ができていれば作盤に慣れさえすれば解読は簡単だろう。


今後も、時間を見て少しづつこうした記事も書いていこうと思う。

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