マガジンのカバー画像

写真と詩

188
leicaで撮影した写真と、その風景から感じた詩を載せています。
運営しているクリエイター

#感情

自己紹介

はじめまして。makotoと申します。 Leicaで撮る写真に憧れてインスタを中心に活動しています。 この度、noteを始めることにしました。 noteでは写真について詳しくコメントしていこうと思います。 はじめてお会いする方に、簡単に自己紹介をさせていただきます。 プロフィールmakoto(まこと) 東京都生まれ。 leicaカメラを使い、モノクロ写真を中心に撮影を行う。 2019年からインスタグラム(@mactips2020)で写真発表を開始。 主な受賞 ジェットダ

何処かで笑われたって

僕の感情はファーストフードみたいに冷めてしまった。 信じていたものより大事じゃないものに、偏ってしまった どんな言葉をもってしても君に手渡すことのできない午後 通り過ぎた夏 僕は薄明りで 君を探すけど  夜空は見えるだけ  それは僕ができること 何処かで 僕のことを笑っていても 構わないさ それでも 君の純粋さが この夜空に ちりばめられていれば 壊れたイヤホン かすかに聞こえるメロディ 遠くで鳴ってるラジオのよう 好きだった曲だったらよかったのに 僕は吐き気がした

嫉妬

うなされて目覚める  身体が少しだるい TVではいつも憂鬱なニュース 裏腹に僕は体を動かす 少しでも世界に馴染ませる どこかで身もだえる 僕は何を恐れてる 君の傷は何? 僕の傷はどこ? 誰かに抱かれている君 僕の知らない誰かに嫉妬する どこかで、僕を操る感情 祈りの雫 人はどうして愛に溺れる それは、愚かな行為 魔性の君 悩みの波へ導く どこかで お互いの傷を舐めあう 心は縛れないけど 君を満たすことはできる それは、嫉妬

あなたの横顔

あなたの横顔 窓越しに君が立つ 迎えに、ハンカチのような桜たち 道は美術館へ続く まだ、春の雨は止まない 遠い昔の思い出の一部のような机 コーヒーは、まだ暖かい 恋は人を素敵にさせる 世界の危機なんて どこかへ消えてしまったよう 夕陽に向かい鳥たちが羽ばたいていく 思えば、透明な空 どこかぎこちない人 苦しむ理由を探す 嫌われたくない臆病 今すぐ、悲しみに潜り抜け 愛の落とした場所 貴方はそこに ずっと居る Your profileYou stand through

空を怒りの炎で照らして

空を炎で照らして 僕の感情はどこへ? やり場のない怒り 震える拳 怒っていいのかな この理不尽な世の中 皆がイライラしている でも それを誰かに向けていい訳ではない 怒りは正しいの 誰かが怒っている 僕はただ、謝るだけ それでやり過ごそうとしても 怒りは止まらない はっきり言っていいよ 僕は未熟な人 「大人になればいい」 そういうけど、皮肉な旅は続く 時には、見栄を張りたい たまには僕だって 見せる怒りもある 過ちなんだろうけど 黙

書きかけのメロディ

ずいぶん 陽が落ちるの遅くなった 安いフェイク雑誌みたい 読みかけの本の続きを読み ホットコーヒーを飲む 僕は書きかけのメロディを 思い出す 想像と違う大人の世界 少しづつ冷めていくコーヒー 君は不確かな夢を求めて 偶然の世界へ 僕はまだ モノクロの世界で 歩き続けて 口笛 昔はもっとうまく吹けた 会いたい笑顔 そっと胸が震える きっと 少しづつ 遠くまで行けるようになるさ 書きかけのメロディ さあ、続きを書こう The melody that is about t

神の沈黙/God's silence

僕らの周辺で起こる事象 理不尽な仕打ち あなたの手 解決が見えない疫病 不透明な未来 どうにかなりそうな頭 君は真実ものにすがる 僕は信じる君にすがる どうして神は沈黙するだろう どうして指標を示さないのだろう 神が沈黙する世界 試練らが降りかかって また夜が明ける 涙で何かが変わるかな 君の涙が、僕を変える God's silence Events that occur around us Unreasonable treatment Your hand A

落ちていく

解き明かしたい推理小説 笑えないコメディ いつの間にか 変わり果てた世界 街にあふれる色 知らぬ間に 僕らは資本主義に飲まれて 好きだった歌でさえ 商業ベースに消費されていく 街の淡い罠にはまっていく イメージに溶かされて 僕は光だけ探して歩く いつの間に 光を探すほど 闇に出会っていく 浮かべる手のひら 真実はいつも掴めない 僕はいつも落ちていく 罠だったり イメージだったり 届かない理想 光の世界 それはいつか 忘れていくこと なのかもしれない Fallin

君はもういない

いつの間にか盗まれた僕の個性 メディアに流される僕の感情 上手くイケてる人々が仮面をつけ、 予防線張りながら誰かの仮面を剥がす 多くの人があふれているのに 砂漠のような感情 全て飲み込んで 「これが僕の生きる世界」という そんな答え求めていない 苦しいことに慣れ そんな中で君を探した そうすると全てが救われて 君のぬくもり 偽らざる声 本当の意味で僕がこの世界にいないように 君はもういない You are no longer My personality sto

写真の真理は「懐かしさ」

僕らは経験という物差しを持っている カメラはモルトが劣化していても 写真は残る 備わっている知識 それを呼び起こす 写真は知りたいこと 見たことない世界を覗きたい そう思っていた でも 最近気づいた 僕は 「懐かしさ」を欲しているんだと 写真は撮った時点で過去になる 新しい過去を撮り続ける矛盾 見ていた世界を探して 昔の僕の感情を見つけ出す 隣の部屋を覗く罪悪感 見知らぬ近い世界 僕が 僕を探す旅 The truth of the photo is "nosta

わたしは敗者

いつものポンコツな月曜 定時通りの出社も電車遅延 いつも文句だけ立派な上司 わたしは陰で中指立てて すり減る心 消えてく意欲 楽園は遠く向こうの方へ いつか出会える飛び切りのあの子 真っ逆さまに落ちていく フワフワして、ゆっくり歩く 思っていても伝わらず ここでいっちょ 叫んでみよう 誰も聞いてない わたしは敗者 ずっと気づいてないフリ 聞こえてなくても 叫んでる 「今日は何して遊ぼうか」 空騒ぎを見てた 使い果たす人生 こぼしたペットボトル ツマらぬ日々よ 大歓迎

雨の匂いで思い出してしまう

雨のせいで 僕は混乱してしまう そのつど 「ここに居て大丈夫」 そう自分に語る 消えそうな声 あなたの言葉を探してしまう 口先だけが多い世界で 雨に濡れる あなたに染まるように 通り雨だと思ったのに 濡れた体を抱きしめるぬくもり 忘れられない感覚 壊れてしまいそう 僕に貼られたラベル ゆっくり剥がすあなた 全ては雨のせい 全てはあなたのせい 雨の匂いは僕を混乱させる だけど あなたを思い出す どうか 雨よ止まないで The smell of rain remind

いつも

いつも光を追いかける いつも背中から物語を想像する 日曜の夜 寂しいけど 出会った人それぞれの物語を考える その人が生きた道 意思や吐息 吐き気や嘘 全ての空気感を 写真に閉じ込める 白と黒の世界に Uncool way of life Accelerating season Only at dusk does not change Only a quiet sleep is disturbed The moon laughs Sad to be sad The mean

落ちていく

解き明かしたい推理小説 笑えないコメディ いつの間にか 変わり果てた世界 街にあふれる色 知らぬ間に 僕らは資本主義に飲まれて 好きだった歌でさえ 商業ベースに消費されていく 街の淡い罠にはまっていく イメージに溶かされて 僕は光だけ探して歩く いつの間に 光を探すほど 闇に出会っていく 浮かべる手のひら 真実はいつも掴めない 僕はいつも落ちていく 罠だったり イメージだったり 届かない理想 光の世界 それはいつか 忘れていくこと なのかもしれない Fallin