マガジンのカバー画像

写真と詩

188
leicaで撮影した写真と、その風景から感じた詩を載せています。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

何処かで笑われたって

僕の感情はファーストフードみたいに冷めてしまった。 信じていたものより大事じゃないものに、偏ってしまった どんな言葉をもってしても君に手渡すことのできない午後 通り過ぎた夏 僕は薄明りで 君を探すけど  夜空は見えるだけ  それは僕ができること 何処かで 僕のことを笑っていても 構わないさ それでも 君の純粋さが この夜空に ちりばめられていれば 壊れたイヤホン かすかに聞こえるメロディ 遠くで鳴ってるラジオのよう 好きだった曲だったらよかったのに 僕は吐き気がした