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警告!この記事を読んではいけない48「銃」について15<イギリス空軍3>

前回の記事に続いて「アブロ・バルカン」のお話しです。美しい爆撃機が好き、美しい軍用機が好き、という私の好みもお話ししましたが、これらをお話しし始めると、ただでさえ「銃」という本題中の本題から逸れているのに、更に更に本題から脱線しまくりますので、それらのお話はいずれまた、特集を組みたいと思います💦

今回は、とにかく「アブロ・バルカン」にお話を絞ります!脱線したとしても「美しい爆撃機」という範囲に、必ず絞ります!こんなふうに、読者の皆さんに宣言しておかないと、私、どんどん脱線してあらぬ方角にすっ飛んで行ってしまいますので、自分を縛るための宣言です!ああ、恥ずかしい💦

さて「アブロ・バルカン」です、もしも興味がおありでしたら、何かで調べてその写真を見てください。そして驚いてください。第二次大戦が終結して間もない頃だというのに、1956年に、もうこんなジェット機が世の中を飛んでいたんです。こんな美しい飛行機、もう2度とお目にかかれないと思います。

イギリス空軍は、何が何でもこの爆撃機をフォークランド紛争に投入したかったんです。空軍で唯一、この戦闘に参加できるのがこのバルカン(以後、バルカンと呼称)だったのです。これを戦闘参加させるため、イギリス空軍は信じられないほど、非効率的な作戦を立てたのです。

とにかくフォークランドは遠かったのです。空中給油機を5機ほど、同時に飛ばして、空中給油機同士で燃料を補給しながら飛ばし続けて、バルカンにも給油し続けて、ようやく中間地点あたりのアセンション島に到着し、そこからさらに、複数の空中給油機を飛ばしてようやくバルカンをフォークランドに到達させたのです。

そして7回のミッションを行い、5回は攻撃成功といってますが、アルゼンチンに与えたダメージは実質的にゼロに近いものでした。私は戦争の専門家ぢゃありませんが、世の中の行為全てに言える事だと思いますが、無理して無理してやっと実現させたことって、あまり素晴らしい成果は上げられないものなんですよね。

私は戦争の勝敗の行方とか、政治状況とかには殆ど興味がありませんが、ともかくもイギリスはこの紛争に「勝ちました」。軍事後進国でたいした戦力を持っていないあるアルゼンチン相手に、明らかに不必要と思える100隻を超える大艦隊を投入し、緒戦で駆逐艦とコンテナ船をあっけなく沈められ、それでも大艦隊投入の成果なのか、一応「勝ちました」。

そしてエリザベス女王は言いました。「世界で最も優れた軍隊!」と。これがテレビで流れた時「はぁ?????」と思ったのは、おそらく私だけぢゃないと思います。イギリス軍の戦闘はいろいろとお粗末でしたから。でも、第2次大戦以降、実戦を経験していなかった国ですから、いろいろと致し方なかったのかもしれません。

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すみません💦ようやくバルカンのお話しに専念します!💦はい、バルカンのお話しです。古い古い飛行機です。爆撃機、それも一応戦略爆撃機です。主たる任務は、核爆弾の運搬と投下、そのために作られた飛行機です。フォークランド紛争の後は今度こそ本当に退役して、余生を送った飛行機です。

美しいんです!本当に美しいんです!まるで生き物のようです。私はパソコン原始人ですから、このバルカンの美しい姿を、どうやってこの記事に落とし込むかの方法も知らないんです。ですから読者の皆さん、ごめんなさい、バルカンの美しい姿は、検索して見てみてくださいませ💦

飛行機としての基本形はデルタ翼機です。開発当初は、比較的ストレートなラインの、つまり直線的なラインの主翼だったんですが、改良やら調整やらしているうちに、最良の結果として出来上がったのが、主翼前縁のラインが、それはそれは美しい曲線を描くようになったのです。

これがバルカンが生き物のように見える点です。翼を広げた蛾のような姿です。ある意味、悪魔的な印象の姿です。本当に美しいです。第二次大戦の直後にこんな姿の爆撃機が設計されたのかと思うともうそれだけで感動です。古い古い飛行機ですから、そんなにスゴイ性能の飛行機ではありません。

というか、私、実はバルカンのスペックは、殆ど頭に入っていないんです💦もう姿に惚れこんでしまって、そうなるともうスペックなんてどうでもよくなってしまうんです。あの美しい姿だけで、バルカンは無敵の存在です👍❣第二次大戦直後の設計ですから、当然実戦参加したこともなく、1982年3月に、一度ちゃんと退役しているんです。

一度も実践に参加できないまま退役する。最近はそういう軍用機も多いわけですが、たとえイギリスが実戦をすることになったと聞いても、まさかこのバルカンが爆弾積んで、遥か6000キロ彼方の敵地に飛んで行くなんて、想像もしませんでした。だから、バルカンが実戦に飛んだ!というだけで、充分に感動、感無量でした。

だから私にとっては、戦果なんて本当はどうでもよかったんです(笑)。バルカンが、展示飛行でも訓練飛行でもなく、実戦で飛んだんです!ああ、願わくば、その姿、この目で見たかったです❣

今日はここまでにします。そもそも爆撃機って美しい飛行機多いんですよ👆近いうちに場美しい爆撃機の特集記事を作りたいと思っています(笑)。砲→空母→フォークランド紛争→バルカン、と、脱線しまくりましたが、時価の記事ではちゃんと「砲」に戻りますからね(笑)。

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