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新野将之君の演奏会、9月17日(金)東京。打楽器のソロ・リサイタル。これ宣伝記事です。私の曲も演奏してくれるから(笑)

今日は2021年9月3日(金)。演奏会は再来週9月17日(金)です。打楽器奏者、新野将之君が、一人で、パーカッション・リサイタルします。新宿区西早稲田2-3-18、トーキョーコンサーツ・ラボにて19時開演です。

 新野将之君は今や日本を代表する打楽器奏者です。彼は私の教え子です。正直、自慢の教え子です(笑)。私の曲を、自身の演奏会でよく取り上げてくれているので、大変嬉しいです。6月18日の演奏会の様子も、このnoteの記事でご紹介していますので、良かったら是非読んでみてください。

 今回の演奏会は、大変野心的なプログラムで、昨日の電話では「大変な曲ばかり選らんぢゃって、準備が大変!」と言っていました。いやもう2~3曲で、一日の演奏エネルギーを全て使い切ってしまうような曲が、10曲も並んでいます。すさまじくパワフルなプログラムです。

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この日のプログラムの中では、私の曲は最もおとなしい曲ではないかと思われます(笑)。曲は「水浸しの憂鬱」。この記事を読んでくれている皆さんならば、もうご存じだと思いますが、私の作品群、憂鬱シリーズの1曲です。新野君がこの曲を演奏してくれるのは初めてではありません。

原曲は生ギター独奏の為に書いた曲で、うちのバンドの演奏会で、私自身がギターで弾いていました。それを新野君が気に入ってくれて、彼自身が打楽器用にアレンジして発表してくれているのです。ギターの振動体は金属の弦です。今回の使用楽器はヴィブラフォン。振動体は同じく金属です。

 金属の響きは、独特の空気感というか、音のスペクトルというか、雰囲気があります。ギターの弦にもヴィブラフォンの音板にもそれは共通しています。冷たく澄んだ響きです。まだ雪の積もっていない、冬山のコダマのような音です。

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 新野君の他のCDも、2つほど宣伝しちゃいますね。ひとつは、「スネアは唸り、そして飛翔する」。2017年発売のこのアルバムは、スネアドラム中心の、非常にディープなアルバムです(笑)。ディープなだけに演奏は圧巻です。「こんな音が出るのかっ!」と、目からウロコですよ。

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もう一つは、最近発売された「Pisca-Pisca」。新野君と新進マリンバ奏者、藤澤仁奈さんによるユニット「Nino Nina」の二人による、マリンバ中心のアルバムです。若い二人による、全体的に明るく若々しい、迸るように溌溂とした印象の演奏です。

1曲だけ例外的に暗い曲があります。私の曲です(笑)。このマダガシカーラという曲は「マリンバ・デュオの曲を」という新野君からの委嘱で書いた曲です。マダガシカーラとは、マダガスカルの事です。マリンバの起源は、西アフリカです。バラフォンという木製打楽器がマリンバの前身です。

アフリカのリズムと木の音板の共鳴を意識して書いた曲です。マリンバ2台で、アフリカの情景を描写した音楽になっています。今年6月18日の、この二人「Nino Nina」のコンサートでも、演奏されました。これらの事も、noteの記事にしてありますので、良かったら是非読んでくださいませ。

 9月17日(金)、ちょうど2週間後ですね。皆さん、良かったら是非、演奏会においでくださいませ。

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