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警告!この記事を読んではいけない38「銃」について5<長銃の装填方法>2

この「銃」についてのシリーズですが、最初にちょっとお話しした通り、私は単なる趣味人で、実銃に触れたこともなければ、ましてや撃ったこともありません。「鉄砲の好きな子供」がそのまま大人になっただけですので、銃の知識など、たかが知れています。単なる素人なんです。

なので「偉そうに解説」という風情も少々漂う記事シリーズではありますが、単なる素人趣味人の記事ですから、専門家の方々が読んだら、笑われちゃう程度ですのでそれをまずお詫びしておきますね。何故わざわざこんなことを書くのかと言うと、これからの長銃記事はあまりにも種類が多いため、

結局「概要」をお話しするのが精一杯、と言う感じになると思うからです。狙撃銃やショットガンは「こんな銃です」と説明がしやすかったのですが、ここからは一般的な長銃の記事となりまして、そのあまりの種類の多さから、いろいろ省略したり、表面的な説明に終始する風情となってしまいますが、それは素人趣味人ですので皆さんどうかご容赦ください。では、恥ずかしながら、始めようと思います。

前回の記事で、狙撃銃とショットガンの装填方法についてお話ししました。どちらも、やや特殊な銃で、説明も少なくて済みました。ここからは、それ以外の長銃のお話になります。まず、拳銃でない銃の種類ですが、長銃とひとくくりにするには、あまりに種類が多いです。

ごく大雑把に種類を分けてみましょう。判りやすくするために、大きなものから順番に書きますね。                       1 重機関銃  2 軽機関銃  3 小銃  4 自動小銃(突撃銃)    5 短機関銃

拳銃ではない、大きさの大きい銃は、ごく大雑把に分けると上記の5種になりましょうか。まず概念的なお話しから始めますね。私も子供の頃はそうだったんですが、一般の方々の銃の種類に対するイメージって、多くの方々は、おそらく2種類だと思うのです。

片手で持って1発ずつパンッ、パンッと撃つのが拳銃、そして両手で持って、連続してダダダダっと撃つのが機関銃。一般の人たちの銃の種類についてのイメージって、この2種類ではないでしょうか。拳銃については、あっています。ダダダダっと撃つ銃は、大雑把に分けても上記のように、5種類あるんです。

1 重機関銃

一番大きな重機関銃からお話ししますね。「機関銃」と言うのは、一般的には、この重機関銃の事を指します。大きくて重たいです。遠くの敵を一度にダダダダっと撃って殲滅する銃です。口径も大きく威力も絶大です。それだけに、大きくて重くて、持ち運びできるような代物ではありません。

重機関銃は持ち運ばない、つまり基地とかの数か所に固定して使用する事が前提の銃です。射手は1人であっても、給弾用のベルトを扱う給弾手と言う係がいるのが普通です。重機関銃の装填は、リボルバーでも、直列弾倉でもありません。重機関銃の弾丸は、多くは12.7ミリの50口径です。

小さな弾倉に入るカートリッジぢゃないんです。給弾手が箱から給弾します。要するに、一人で扱えるような銃ではありません。代表的な重機関銃は、ブローニングМ2でしょうか。様々な映画やアニメなどに出てきています。

2 軽機関銃

軽機関銃は、重機関銃よりは小さく軽く、本体だけならばかろうじて一人で持ち運びができる機関銃です。LМG(ライトマシンガン)ってやつです。軽いと言っても片手でひょいと持てるような銃ではありません。また、ベルト給弾が多く、給弾用のタマ入れも大きくて重いので、やはり複数の人数で運用するのが普通です。

アニメ、ヨルムンガンドで殺し屋オーケストラのリーダーが、ネゲフLМGを手で持って、ココちゃん部隊を襲っていました。

3 小銃

基本、長銃はまず「小銃」と呼称されます。「小銃」と言う呼称のくせに、ちっとも小さくないです。銃身は、軽機関銃のそれより長く、重機関銃に迫るほどです。長い銃身で、かなりの長距離射程をもちます。銃全体が重くて、はっきり言って、やや昔風の銃です。今はこのタイプの銃はあまり見かけなくなりました。猟師さんとかが持っている銃はこのタイプが多いです。

小銃のカートリッジは薬莢が長く、火薬がたくさん入り威力は大きいです。口径は小さいものが多いので、軽量高速弾で、射程も長いです。銃身が長く銃全体も重いので、接近戦で振り回すようなタイプの銃ではありません。

このタイプの銃の装填方法は、大きく分けて3種類です。        1 単発銃・・・狙撃銃と同じく、1発ずつ装填。               2 5連発銃・・・クリップにまとめられた5発のカートリッジを、薬室の上からグチョンと装填する方法。昔の日本軍の小銃は確かこのタイプです。3 5連発銃・・・上記とほぼ同様ですが、クリップにまとめられた5発のカートリッジを、薬室の下からグチョンと装填する方法。あるいは、数発のカートリッジが入った直列弾倉を、下からカチョッと装填する方法。

4 自動小銃(突撃銃)

現在最も普及しているのが、このタイプの銃です。陸上戦闘の一般兵士が、持たされるのは、この銃です。西側ではコルトМ16タイプと、その派生型の銃。東側ではAK47です。どちらも、故障が少なく、極めて信頼性の高い銃です。

コルトМ16タイプは、米軍をはじめとする西側兵士の殆どが装備する銃ですが、最も有名なのはゴルゴ13の銃だと言えるでしょうか。しかしゴルゴは、狙撃のプロであって、狙撃銃を使うべきところですが、およそ狙撃には向かないと思われる、このコルトМ16タイプを使用している事は、私個人的には、少々疑問です。

このタイプの銃は、ベトナム戦争で発展し、改良され、現在でも使われています。小銃に比べかなり短い銃身、小銃よりはるかに軽量、小銃ほどの射程は得られませんが、これは銃身とカートリッジが短くされたことによります。カートリッジを短くすると、火薬量が減るので発射速度が落ちますが、拳銃のような直列弾倉にたくさんのカートリッジを収める事ができます。

これにより、М16タイプは、20連の直列弾倉と、30連のバナナ弾倉を選択できます。これを薬室の下からカチッと収める事ができ、連射性能は、小銃の比ではありません。火薬量が少ないため、射程距離は犠牲になりますが、それでも200~300mの射程があり、小銃より反動も少ないです。

小型軽量で取り回しが楽なため、200~300mの射程なら狙撃もできますし、フルオートモードにすれば、連射できますので、接近戦でも相当の威力を発揮します。なので「突撃銃」とか言われるのです。AK47も同様の性能の銃です。これらはアサルトライフルとも言います。

5 短機関銃

接近戦に特化した銃です。長銃と言うよりは、拳銃の1種と言った方がいいかもです。銃身は極端に短く、銃全体も非常に小型で当然軽量になります。最も特徴的なのはカートリッジで、このタイプの銃は小銃弾のように長くなく、突撃銃のような中間的長さの薬莢でもなく、拳銃弾を使います。

威力も小さく射程も短いですが、そもそもこのタイプの銃は、威力も射程も必要ないんです。ごく近くにいる敵に対して、自分を攻撃できないように、素早くダダダダっと連射するための銃です。イスラエルのウージーが有名ですね。片手で持って連射できる程、軽快な銃です。

今日はここまでにします。次回はいよいよ、大口径の銃、つまり、「砲」のお話に行きたいと思います。

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