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警告!この記事を読んではいけない66「銃」について32<戦闘用航空機分類2>

前回の記事で、とうとう、本当に分類に入りました(笑)。お話ししたのは、偵察機とガンシップについてでした。今日はいよいよ、戦闘機、攻撃機、爆撃機に入ります!今日お話しできるのは、多分このうち一つだけお話しして、終わってしまうような気がします。ご容赦を。では。

爆撃機

あ、やはり最初は爆撃機ですね。まあ当然ですよね。だって世の中に飛行機が出現して、軍がそれを使うようになって、どんな用途に使ったかというと、最初は爆撃機だったんですから。まあ爆撃機と言っても、現代のような爆撃機ではなく、小さな小さな爆弾を、敵地上空で落っことすだけの、なんと申しましょうか、子供が石を投げあって遊ぶ危険な遊びがありましたが、あれに毛が生えた程度のものでした。実際、レンガとか投げ落としていたみたいです(笑)。

それがだんだん、規模が大きくなって、大きな飛行機が作られるようになり、それだけ大きな爆弾を積めるようになり、子供の石投げ程度だった爆弾落としも、冗談で済ますことのできないような、恐ろし気なものに変わっていき、とうとう「爆撃」なんて名前がつくようになっちゃいました。

第一次大戦期のお話しです。この戦争では、爆弾を積んだ飛行機がたくさんやってきて、自分とこの領地に爆弾を落っことすようになったんです。そうすると今度は、それを防ぐためにいろいろ工夫をし始めました。敵の飛行機に爆弾落っことされないためには、その飛行機、撃ち落としちゃえばいいんです。

方法は二つありました。一つは、高射砲という、空の高いところ名で弾の届く大砲で、飛行機を撃つんです。でもこの当時は、弾が1発ずつしか撃てない上に、そんな高空まで弾の届くような大砲はありませんでした。また、撃っても、そんな高空の目標、当たりっこないです。この当時はまだ、高射砲なんて、あまり現実的な兵器ぢゃなかったんです。

もう一つの方法、どこの国もこの方法をとりました。こちらも飛行機を飛ばすんです。敵の爆撃機と同じような飛行機ではありません。もっと小さくて、すばしこく動ける飛行機です。この飛行機に機銃を載せて、爆弾積んだ大きな飛行機がやってきたら、機銃で撃つんです。そして撃ち落とすんです。そうすれば、自分とこの領地に、爆弾落っことされなくて済むんです。

この小さくてすばしこい飛行機、要撃機とか、迎撃機とか呼ばれましたが、最も一般的でよく使われた呼び名、それは「戦闘機」でした!文字通り、戦闘する飛行機です。これで、敵の大きな飛行機に爆弾を落っことされる心配はなくなりました。そしたら敵もまた考えました。

せっかく爆弾積んで、たくさん送り出したのに、それが敵の小さな飛行機に撃ち落とされたんです。怒りましたね。怒って何したかというと、爆弾積んだ大きな飛行機が撃ち落とされずに済むように、迎撃に上がってくるその小さな飛行機、後の戦闘機ですが、それを撃ち落とすための小さくてすばしこい飛行機を、大きな爆弾積み飛行機と共に行かせたのです。

爆撃機を護衛する戦闘機を伴わせたのでした。これ、その任務の通り、護衛戦闘機と呼ばれました。迎撃機は自国にやってきた敵の爆撃機を撃ち落とすだけなので、そうそう、長い距離を飛べなくても大丈夫です。ところが、爆撃隊と共に敵地に行こうとする護衛戦闘機には、長大な航続距離が求められました。

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こうして、爆撃機隊には、護衛戦闘機隊が一緒に飛んでくるようになりました。第二次大戦では、この形が爆撃の主流でした。20世紀では、敵地爆撃は、爆撃機単独が主流になりましたが、21世紀では、自動航法装置やAiの発展で、かつて爆撃機の任務であった、敵地に侵攻して爆弾を落とす任務は、弾道ミサイル、巡航ミサイル、無人攻撃機の領分となり、現在では爆撃機は、昔に栄えた骨董品のような感じになってしまいました。

ああ、それ、悲しいです💦 本当に悲しいです💦何が悲しいかというと、爆撃機って、とにかく、とにかく、美しいんです。ああ、もう、美しかったと過去形で言わなくちゃならないんでしょうか💦 わたし個人の趣味でお話しすると、私は第二次大戦期のレシプロエンジンの爆撃機には、魅力は感じつつも、さほど夢中になってはいません。

確かに第二次大戦期の爆撃機も美しい機体はあります。イメージ的に、何処か空想的です。B17やB29など、美しく、そしてどこかSF的な空想感があります。物語に出てくると、それはそれは効果的です。事実この2機種は、数々の物語の題材になっています。

しかし私が最も夢中になっているのは、第二次大戦後、エンジンがジェットエンジンになり、そしてまだ巡航ミサイルや無人攻撃機が出現する以前に栄えた爆撃機たちです。世界で最も美しい爆撃機と称されるB47もこの時期の機体です。

B52も美しいです。アメリカ以外の国にも、美しい爆撃機、たくさんあります。中でもイギリスのアブロ・バルカン!!私的には、B47より、このバルカンの方が美しいと感じています。そしてとうとう出現するのですっ!あの爆撃機が!あの爆撃機です! 私は、この飛行機、アメリカが生んだ、世界歴代で最も美しい飛行機だと思います。これ以上美しい飛行機、見た事がないです。

量産を目指しながら、不運な事故に見舞われて、とうとう量産に至らず、試作機2機のうち1機は事故で失われ、残る1機は量産されずに、博物館に残るのみです。死ぬ前に1度見に行きたいです。ああっ!あの爆撃機っ!

今日はここまでにします。それがなんという爆撃機か、などなどのお話を、次回にしたいと思います。ああ、爆撃機だけで1回では終わりませんでした💦爆撃機、大好きなんです。

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