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新野将之君出演の演奏会に行った日      ミュゼ・ダール吹奏楽団23th定演

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今夜は行ってよかった!また一回り大きくなった新野君の演奏に触れた夜

いやあ、凄い演奏でした!迫真の演奏!音のひとつひとつが、重砲の砲弾のように客席に飛び込んでくるような音でした!

ここまでになってしまった新野君は、もはや、マルチパーカッショニストとしては、少なくとも国内では無敵だと思います(^_-)-☆

杉並公会堂・・・想い出深いホール

会場は杉並公会堂。私は4歳から9歳まで、東京都中野区に住んでいて、私にとって初めての学校は中野駅にほど近い桃ケ丘小学校でした。この小学校では、ホールを必要とする学校行事は、常にこの杉並公会堂でした。なのでこの会場は私にとって初めてのステージ、演奏会場、演劇会場でした。

当時、学校での劇というと、どんな劇であっても、劇中のどこかで必ずと言っていいほどグリーグのペールギュントの「朝」が流れていました。杉並公会堂のステージで鳴り響いたペールギュントの「朝」は、今でも明確な映像と音を、思い出すことができます。私にとっては幼少時の美しい思い出の詰まった会場なのです。

小学校での想い出は、昭和30年代の事でしたが、時代は流れ今では新しく建て直された杉並公会堂です。でも名称が残り、場所も移動していないので、その後もこの会場に足を運ぶ日は、気持ちが高揚します。そして何故かその後も、この会場では、良い想い出が作られています。

昨年6月も、ここにきて、新野将之君と藤澤仁奈さんのデュオ・リサイタルが開催され、二人は私の作品を見事な技術と音楽性で演奏してくれました。あれからそろそろ1年が経とうとしていますが、今日もこうして杉並公会堂に足を運ぶ事ができて、嬉しかったです。

新野将之君の今日

今や、日本を代表するマルチパーカッショニストとなった新野将之君です。改めて私が紹介するまでもないでしょう。私の教え子の中でも、新野君は、飛び切りの実績と実力を持った奏者となり、その活動は広く海外にも知られ、今や飛ぶ鳥を落とすような勢いです。

これだけの実力を持った新野君が、あちこちの演奏会で私の作品を取り上げて演奏してくれている事は、誠に作曲家冥利に尽きる事です。大変ありがたく感じています。今日の演奏は、私の作品ではありませんが、今日の新野君はミュゼ・ダール吹奏楽団にソリストとして招聘されて、協奏曲を演奏するという、快挙のステージです。

この演奏会を知った日から、今日の演奏を聴く事をずっと楽しみにしながら待っていました。行って聴いてみた結果は冒頭の数行にまとめてあります。それ以上、余計な感想は必要ないと思いました(笑)

ミュゼ・ダール吹奏楽団

今日までよく知らなかった(失礼!)のですが、団員約70名、1999年に発足した大型吹奏楽団です。豊島区での活動が中心のようで、アマチュアながら「豊島区文化功労表彰」という賞を、2009年に受賞しています。

新野将之君がソリストを務める曲「樹の咆哮」・・・事前に視聴したFacebookでのリハーサル映像と音声を視聴した限りでは、よくわからなかったのですが、本番では、それはそれは凄い演奏を聴く事ができました!新野君の凄まじい演奏に決して負けない迫力の音を出してくれていました!

ミュゼ・ダール吹奏楽団についての感想を若干してみたいと思います。この楽団の演奏を聴いたのは初めてでした。大変統制の行き届いた、きちんとした楽団だと感じました。それは演奏の前にもう判りました。待機中の団員、誰一人微動だにしないのです。凄いと思いました。

70名という人数をこのように統制する事は至難の技です。そして演奏以外の部分でこのようにピシッとしている楽団です。案の定、演奏もピシッとしていました。演奏が始まって感じた事を率直に書いてしまうと、第1印象は次の通りです。

素晴らしい奏者が3人いる!

これはアンケートにも書いた事ですが、上手い人はたくさんいました。というか、この楽団、楽団として上手いです。とても週1練習のアマチュアとは思えませんでした。そしてその中でも、特に際立って光っていたと私が感じる奏者が3人いました。3人とも特別な才能の持ち主だと思います。あくまで私の主観ですが(笑)ちなみに私は下手側のかぶりつきにいました。

1 クラリネット・・・最初の曲<ミュ・ゼラン>で最前列の一番後ろにいた人。次の曲<スパークリング>で、一つ前の席に移動した人、この曲で、他の奏者と違う演奏、つまりソロをしてました。この人、他の人と全然違う音が出ていました。素晴らしい音色でした。大音量の合奏でもこの人だけはハッキリと聴こえました。

2 コントラバス・・・一人しかいませんでした、その人です。私の位置からはかなり離れていたにも関わらず、たった一人で複数のチューバに負けない音が出ていました。この人も素晴らしい音色でした。

3 交響曲第4番「ブックマーク・・・」の終曲<箱根>で、シロホンを演奏してた人・・・下手かぶりつきの私の位置からは姿は見えませんでした。音が聞こえてきただけですが、素晴らしい音が聞こえてきました。ハッキリ言って、天才を感じました。

なんか、初めての楽団でしたが、聴いているうちに、だんだんこのミュゼ・ダールという楽団が好きになってしまったようです。でも、好きになると、忌憚のない率直な感想を言いたくなっちゃいます💦ある意味苦言のような💦それを言っちゃうかどうかは、少し考えてからにします。

この記事今日はここまでにします。この記事の続きを書くかもしれません。書かないかもしれません。今夜、よく考えてみますね。

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