「光」と「影」


尊敬出来る人や素晴らしい功績を見た時にキラキラ光って見える。その光によって暗くなっていた未来が明るくなり、進む道が見えたりする。暗くなっていた感情が明るくなってポジティブになれる事がある。

だが光は影を生む。「あの人と比べて自分は駄目だな」「あの成績を出すには、こんなに足りないものがある」など考えてしまう人もいるだろう。その光が強ければ強い程にくっきりと濃く影が現れる。それまでボヤけていた影が現れる事がある。自分の短所や足りないものが見えてくる。

しかし、この影が人の厚みを出す。「紙に人を書いて下さい」といわれた時にそれを立体的に書こうとした時にどうするか。影を書く。陰影を付ける事で奥行き・厚みを出せる。それは、紙の中だけでなくリアルの世界でも同じだと思う。その人の辛かった事や悩んでいる事。影の部分がある事でより立体的に感じられる。

キラキラして光ってみえてもそれだけだと立体的に感じられない。だから、薄っぺらくみえてしまう。奥行きが無く、魅力を感じられない人間になってしまう。

性格や過去でも影の部分を持っている人は、多いと思う。それをマイナスに感じる事は、無い。それは、あなたの人としての厚みを表現する為に現れただけだから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?