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【ヒトコト読書】父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え/ジェイエル・コリンズ

【ヒトコト読書】は「ワンフレーズ話せるだけで十分」をテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本

・この本を読んだ理由。

お金、投資に興味があったから。資産運用について新しい情報が得たい。

・「会社に縛られないお金」を作る。

この世界で最も価値があるのは「自由」。そのための手段の一つが「お金」。

まずは、「短期間会社を辞めても生活できる貯金」だけでも良い。貯めてみることで、自分の選択肢が広がる。

・借金をしない。

大前提として、収入の範囲内で消費すること。そして、借金をしてまで手に入れるべき資産はない。

サラ金やリボ払いは勿論、住宅ローン学生ローンもできるだけ避けるべき(既にある人は返済を最優先に)。※借入利率毎の返済プランは本書をご覧ください。

借金は「血を吸う虫に常に覆われている状態」。返済のプレッシャーにより「現在の収入に依存」する状態となり、人生の選択に制限がかかってしまうことも大きなデメリット。

・収入の50%を投資に回そう。

著者の理想は、収入の半分を投資に回すこと。借金の返済がなければ、十分に可能。

投資に回せる金額を増やすために、生活費の見直しや収入アップを検討する。

・投資は株式中心でOK。

多くの投資対象(金、債券、仮想通貨、etc..)があるが、株式市場が最も優秀。

短期的な暴落はあれど、長期的に見ればほぼ100%価値は上昇し続けている(未来のことは予測できないのでリスクが0ではないけど…と、一応著者は書いてますが)。

株式を買うということは、「株主」になること。多くの優秀な企業の一部を「保有する」こと。

「企業は成長する」とあなたが考えられるなら、投資対象は株式一択。

※債券を含むポートフォリオも本書に記載があります。

・インデックスファンド(VTSAX)に投資する。

投資はインデックスファンド(投資信託の一種。ある一定の指標によって株式の保有比率を調整する)一択。どんな優秀な投資家よりも運用成績が良い、というデータがはっきり出ている。

購入銘柄は、「VTSAX」のみで良い。
※簡単に調べた所、日本で買うなら「楽天VTI」or「楽天・全米株式株式インデックスファンド」を買えば、ほぼ同じ効果が得られるようです。SBI証券なら「VTSAX」を買えるというようなネット情報もありました。興味のある方は、詳しい方の情報をご覧ください、すみません。

・アドバイザーは雇わない。

アドバイザーが勧める投資で儲かるなら、それはアドバイザー自分でやっていればいいだけ。

「投資で得る利益よりも、顧客から得る手数料の方が手っ取り早く稼げる」から、アドバイザーが存在する。

現在はネット証券やスマホも普及し、過去と比べ物にならないくらい「投資」へののハードルは下がっている。

そして、効果的なインデックスファンドへの投資はとてもシンプルで簡単なもの。必要なのは「お金を管理」する少しの意識だけです。

・投資額の4%以下で生活できれば経済的に自立できる。

生活資金を「投資元本の4%以下」で抑えられれば、「投資元本を減らすことなく」生活していくことが可能。3%以下ならより確実。

年間支出が400万円必要なら、1億円の元本が必要。支出を抑えられれば、それだけ経済的自立への必要元本は下がる。
※ポートフォリオ毎の資産残高計算表は本書に記載有り。

・読み終えた感想。

米国株インデックス投資を勧める書籍は多く出ていますし、「とりあえず米国株インデックス!」と判断するには良い材料になる情報でした。翻訳本なので、語り口として少し引っかかる部分もあるかもしれません。何より、タイトルの付け方が秀逸な一冊だなぁとしみじみ感じます。

最後までお読み頂きありがとうございました!


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