マガジンのカバー画像

借金生活

10
現在も続く借金との奮闘記。真面目な青年が落ちぶれていく物語です。
運営しているクリエイター

2014年11月の記事一覧

消費者金融からお金を借りた話 8

つづきです。

朝から準備をする。

前日にしとけばよいものをいつも直前になってからしてしまう私の悪い癖だ。

なんとかなるだろう。

この言葉はいい意味で捉えるならば
前向き、即時状況対応に優れる

しかし悪い意味で捉えるならば
無計画、現実逃避思考となる。

私が現在のような状況におちいったのもこういった私の人間的な部分が原因なのであろう。

私のノートを読んでくださっている方に言いたい。

もっとみる

消費者金融からお金を借りた話 7

つづきです。

迎えたテストの日。
早くに起き準備をして家をでた。

7月の暑い気候は服に染みを作った。

額に汗を浮かべ私は電車に乗り込んだ。

テストを無事に終え、手応えを感じていた私は肩の力が抜けた。

これだけ頑張ったのは久しぶりだ。

その足でアルバイト先にむかいシフトの確認をしに行った。

私の勤務時間は17時から24時まで。

その日はシフトには入っていなかったので18時頃に店に寄る

もっとみる

消費者金融からお金を借りた話 6

つづきです。

私はうろたえていた。

渡辺からお金を借りてから3ヶ月がたち
月々3万づつ返していたので残りは11万である。

今日は15日。
私の給料日は20日なので手元にお金はまったくない。

とりあえず何があったのか聞いてみることにした。

「いやー、ちょっと負けこんで。俺も支払いとか色々あるからさ。少しおおめに返してくれればいいから。全部返せとは言わないよ。」

そうだ。忘れていた。
渡辺

もっとみる

消費者金融からお金を借りた話 5

つづきです。

3年生になった私は毎日気分がよくなかった。

それはそうである。
友人などから借金をしているのだから。

まったく学校へと行っていなかった私は
そろそろ本気で行き始めなければと
心を入れ換えて通うことにした。

学校へと通いはじめてから
自然とパチスロをうちにいく機会が減った。

休みの日には足しげく通ってはいたが。

給料日になるとまず友人へと返済した。

はじめの頃は。

次第

もっとみる