会社員のススメ

こんにちは。Dekkaです。
大手広告代理店系の市場調査会社で初の女性執行役員を経験したのち、今は時事英語を主体とした小さな英語学校を経営しています。

芸術系大学の4年時に突然「私は会社員になる」と決めて首尾よく大手広告代理店系の市場調査会社に入社して20数年。学歴なし、コネなし、子供あり、という会社員ライフにとってはある種の悪条件に四苦八苦しながら会社に食らいついていたら、女性初の執行役員になりました。

しかしその後会社の経営不振により志半ばで退職。「会社員」という肩書きを半ば強制的に外されて6年経ちました。気がついたらようやく自分の会社員人生を振り返れるようになりました。

振り返って感じるのは「会社員って最強」ってことです。考えてみると今の自分を支えてくれている人・金・知識など有形無形の資産はすべて会社員だったから得られたものなんです。

昨今、「独立」とか「副業」とか、会社に頼らない生き方を勧める風潮がありますが、会社をやめて自分でマイクロビジネスを始めてよくわかりました。「会社員は恵まれている」

何故ならば、まずは幅広い一般常識と業務に関わる専門知識実務経験を積む機会、人間関係を提供してくれる。それに会社は常に私の能力を高めるための機会も提供してくれる。(しかもそれをやり遂げるための叱咤激励まで)しかも、私の健康管理や休暇の心配までしてくれる上、お金まで払ってくれる

今私がなんとか自力でスモールビジネスを経営していられるのは、長い会社員経験で学んだスキルと経験があるからこそです。

この会社員という立場を利用して、「会社を使い尽くす」って、考えてみませんか?

会社に忠誠を尽くす、のではなく、あなたが成長するために会社を利用し尽くす。

もし今いる場ではそれができない、もしくはすでにし尽くしていたら、次のフィールドで会社員を極める。予想のつかない時代だからこそ、会社という実存するものの力を利用して、サバイバルする。今その立場を離れたからこそ、思います。

自分と会社の関係を今まではとは違った捉え方で考えた時、きっと新しい光景が広がってくると思います。

そんなときに私の経験が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。



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