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「ぼっち」こそが突き抜けた存在になる

マコなりです。
今回は「『ぼっち』こそが突き抜けた存在になる」というテーマで話をします。

「ぼっち」になることは駄目なこと、寂しい生き方だと思っている人が多いでしょう。

でも、実は「ぼっちになること」は人生を変えたい人にとっては最良の選択なのです。

最初に、言っておくと劇薬です。全員に実践してほしいことではありません。
ただ、「このままで人生終わりたくない」「突き抜けた存在になりたい」と行き急ぐ人にとっては参考になるはずです。

リア充に憧れた学生時代

今でこそ、私は「人と群れるな」「常識人間をやめて自分の信じる道を突き進め」と主張しているものの、子供のころからそのような尖った価値観を持っていたわけじゃありません。

一言で言えば、群れ散らかしていました。

ピークは大学1年生。
仲のよい友達と遊んで、旅行して、バカ話して、遊び呆けていました。土日にもなんとかして遊ぶ予定をいれようとしたのです。


でも、ある日の朝方。
オールのカラオケが終わり、歩いて家賃4万円のアパートに帰る途中。
ちょうど、古い歩道橋を歩いてるときでした。

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ふと、思ったんです。


「おれの人生コレで良いのか...?」

「こんな一時の快楽の連続で俺の人生どうなるんだ...?」

将来どうなるかなんてわからない。

でも、この毎日を繰り返してもろくなことにならない。

それだけは分かる。

学ばない、努力しない、積み上げない。

ろくでもない毎日を繰り返す人間が、何者かになれるわけがない。
取るに足らない大勢の中の1人。
替えのきく歯車の一つとして「誰かに使われる」人生が待っているだけだ。


このままじゃいけない。

でも、いったい何をやったらいいんだ。
わからない。

何をやったらこのろくでもない毎日から抜け出せるんだ。

考えてみれば、このままじゃ駄目だと思ったのはこのときが初めてではありません。

心のどこかで「遊んでばっかじゃ駄目だ」と思っていました。でも、私は、その気持ちに蓋をして見ないようにしていたんです。

何かを変えなければならない。

それも、抜本的に。

これまでは「何をするか」をありきで考えてきました。やりたいことができたら、それをやろう。なければ、とりあえず楽しいことをして過ごそう。

また、同じ毎日の繰り返し。

「何をするか」が決まらないと一生抜け出せないネガティブループ。

私は「何をするか」ではなく「何をやめるか」で考えることにしました。

戦闘機のパイロットが緊急脱出ボタンを押すように。とにかく、このやばい状況から抜け出そう。


私はまず、群れることを辞めて「ぼっち」になることを選びました。

具体的には、まず友達と会う頻度を減らしました。友達と予定を入れない。バイトも最小限にする。貧乏で、とにかく人と会わない生活を始めます。

これで何か変わるはずだ。

ただ、そんなことはまったくありませんでした。何をするわけでもなく家に引きこもって、ひたすらネットサーフィンをするか、ゲームをするか、アニメを見ていました。

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何かをやるために、ぼっちになったのに。どうしてこんな不毛な時間の使い方をしているんだ。

自己嫌悪がさらに加速しました。

引きこもりに近い、この状況をなんとか打開しようと、行動を起こし始めました。

とにかく本を読んだのです。それが良いことかなんて分かりません。
でも、少なくとも過去の成功者の考え方やノウハウに活路はあるはずだと信じました。

正直に言えば、ゲームをしたり、アニメをみたり、くだらないことも一定してしまっていました。でも、圧倒的に時間があるので、それだけでは気持ちが悪くなってきます。

家を出て、図書館やカフェでひたすら1人で本を読みました。

本だけじゃなくセミナーにも参加しました。なかにはあやしげなセミナーもあり、マルチビジネスに入会させられそうになりましたけど、途中であやしいと気づいてなんとか逃げることができました。

「人と同じ」だけは嫌だった

当時は、常に単独行動をしていました。

大学に行けば、皆は遊びの予定を充実させていて、正直、羨ましく思えました。自分でぼっちを選んだのに羨ましく感じるというのは変な話です。

ですが、やはり、人と群れるのは人間の本能なのでしょう。群れている人をみるとに惨めな気持ちになっていきます。

今、この瞬間を最高に楽しんでいる同年代の人たちがいる。

自分は何をしたらいいか分からないままガムシャラに突き進んでいる。他人にも自分が何をやりたいのか説明出来ませんでした。でも私は、ただ群れて消費するだけの毎日には絶対戻りたくなかった


群れるのは麻薬。
一時の快楽で楽しいけど、いつか終わる。
強烈な禁断症状に襲われて廃人になる。

満員電車で見かける死んだ目をしたサラリーマンたちは、群れるという一時の快楽に身を任せつづけた成れの果てに見えました。

居酒屋で群れることでしか自分の存在価値を実感できない。そんな大人にはなりたくない。

私はとにかく人と群れることだけを避け続けてきました。


そんな生活を続けていると、変化が起きました。
本やセミナーからヒントを得て、少しずつ価値観が変わっていったのです。


「7つの習慣」「人を動かす」などのビジネス書や自己啓発書の有名どころはほぼすべて読みました。成功者の伝記も読みました。


そういう本を持ち歩いていると大学の友人たちから「おまえ、意識たけーな!」といじられました。

いじってくる意味が分かりませんでした。これらの本には、人間なら誰もが学ぶべき本質的で大事なことが書かれている。意識高いとか意識低いとか、そんな問題ではない。

ぼくらは、これから社会に出て何十年も働く。
その働く人生で大切なことを大学時代に学ぶのは、至極当然のことじゃないのか?

かつての友達とは、話が噛み合わない。価値観が合わない。

あぁ、もう生きてる世界が違うんだと実感しました。

私がぼっちになって、ひたすら読書して、セミナーに参加して得たもの。
それは、周りの人と全く違う価値観です。

「もっと挑戦する人生にしよう」「人がやらないことをやろう」「これからの時代で求められることをやろう」という価値観を手に入れました。

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そこから僕は独学でプログラミングを学び始め、起業します。起業してからは、さらに紆余曲折があり、今に至るわけです。

仕事をつらいと思ったことは一度もありません。
もう帰り道に「このままでいいのか?」と憂鬱になることもないです。

ぼっちになることは劇薬でした。強烈な孤独感に苦しみ、先の見えない未来に絶望しました。

ですが、その暗闇を突き抜けた先に、私は新しい価値観、夢、同じ志の仲間を得ることができたのです。

群れても本当に価値のある関係は築けない

最近、ある取材で「職場のみんなと仲良くしないといけない。みんな仲良くするにはどうすればいいのか」と質問を受けました。私は「人と仲良くなんてしなくていい」と答えました。

「人と仲良くなんてしなくていい」の真意は、仲間を雑に扱っていいということではありません。冷たい態度、高圧的態度なんてもってのほかです。

自分が本当にやるべきだと思うこと、自分の仕事に集中しろという意味です。

仕事は仲良くするためにするわけではありません。結果を出すためにすることです。
私に相談してくれた人は、仲良くすることが結果に繋がると考えていたんですね。

そんなことはありません。逆です。
結果を出すことができれば、信頼される。仲間もついてくる。だから、まずは結果を出すことだけ考えればいい。

円滑なコミュニケーション、仲間への思いやり。こういったものは本気で結果を出そうとするから生まれるのです。


この相談のように多くの人が「群れる」ことから始めようとします。

私が自らの実体験を踏まえて、強く信じていることは、人は群れるほどつまらなくなる、ぼっちになるほど面白くなるということです。

他人と群れていると、人と同じ発想しかできません。人と合わせることしかできない人間になってしまいます。

「ぼっち」でいれば、自分の頭で何かしら考えようとします

みんなが共感することではなく、自分が納得できることを自分で探そうとします。価値がある人間になるということです。

孤独になることは大変です。
誰だって人と仲良くしたい。人に共感してもらうのは嬉しい。

居酒屋の光景を想像してください。店内でお酒を飲みながら、あーだこーだ大きな声で語っている人たちは、みんな共感を求めている。多くの人は共感を得たくて、居酒屋や飲み屋に行っていますよね。

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皆、群れたい症候群にかかっています。

まずは「群れる」という麻薬を断ち切らない限り、突き抜けた存在になることはありません。

本当に価値のある人間関係は、馴れ合って作る関係ではなく、自分の信じたことを貫いて突き進んだその先にあるのです。ふと見渡すと、気付いたら周りにいる仲間との関係こそが、本当に価値のある関係です。

もし、人生に行き詰まってこれからどうしたら良いかわからない人、思考停止で群れてしまっている人は、まず「ぼっち」になることを強くおすすめします。孤独感を感じる強烈な劇薬です。飲むかどうかはあなた次第です。

アクションプラン

今回、皆さんに実践してほしいアクションプランは、とにかく会う人の量と数を減らすことです。まずはとにかく「ぼっち」になることからはじめてみてください。

ひとりの時間に、何をやればいいのかは、今の時点ではわからなくて良いです。

くれぐれも言っておきます。今回のアクションプランは、全員におすすめすることではありません。あくまでどうしても突き抜けた存在になりたい人むけのアドバイスです。

私と同じ価値観を持った人は、ぜひ「ぼっち」になることを取り入れてみてほしいです。

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