『教会史』第2巻 第19章 過越の日にエルサレムのユダヤ人たちに降りかかった惨事について

http://www.newadvent.org/fathers/250102.htm

第19章 過越の日にエルサレムのユダヤ人たちに起こった惨事について

1節

まだクラウディウスが皇帝であったころ、過越の祭の際に、エルサレムにおいて非常に大きな暴動と騒乱が起こり、神殿の門のところに追い込まれたユダヤ人たちだけで三千人の[人々]が、互いの足で踏み付けられて惨死した。それゆえ祭は全国にとって喪の時期となり、あらゆる家で泣き声があった。これらのことはヨセフスによって文字通り語られている。

2節

一方でクラウディウスはアグリッパの子アグリッパをユダヤ人の王に任命し、フェリクスをサマリアとガリラヤの国全体とペレアと呼ばれる土地の法務官[procurator]として派遣した。そして彼は十三年と八ヶ月統治した後に死に、ネロをその継承者と帝国に遺した。

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