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どうやって楽しむの?という質問

最近年長の息子から毎日のように聞かれる質問。

幼稚園ってどうやって楽しめばいいの?


こんな質問を聞かれるなんて思っていなかった。

幼稚園に行きたくないならまだ答える方法はあるのだが、どうやって楽しめば良いのか?という質問は幼稚園には行きたいが、楽しみ方がいまいちわからないということなのだろうか。年長になりそういった感情の部分も発達し、そして長いコロナによる休園で、何となく通っていた幼稚園の意味がわからなくなってしまったようだ。


最初は幼稚園バスの中ではおしゃべり禁止だし、時間も長いので一体どうやって過ごしたらいいのかわからないということを聞かれたので、

例えば

次の信号は何色かな?とか

バスに乗っている間に飛んでいる鳥は何匹いるかな?とか

電柱は何本あるかな?とか

提案してみたのだけど、本人に響かなければきっとどれも楽しくないのだろう。



これは大人においても同じことだと思う。

楽しみ方は自分で見出す以外きっと見つけることは出来ず、それも少し見方を変えるだけで楽しくもなるし、つまらなくもなる。

どんな事柄でも楽しい部分もつまらない部分も背中合わせで存在していて、つまらない部分にばかり目が行けば、苦痛でしかないのだ。

見なければいいと言う問題ではないけれど、気づいていて気づかないフリをして自分は乗り越えてきたように思う。

息子が自分で楽しみを見つけ出せるようなヒントは投げかけていきたいが、自分で発見できるような力を少しずつ感じ取ってもらいたいなと思う。

人はこんなふうにいろんな事を感じながらまた成長していく。

辛さも悲しさも喜びも楽しさも生きているから感じられる事。

きっとそれは生きる喜びなんだろうと思う。

写真はちょっと前に息子用のルービックキューブをこっそりYOUTUBEでお手本を見ながら6面を完成させた時の写真。人生で初めて完成して自分の中でやればできるとわかり、嬉しかった。

ずっと一人でやってたら、ルービックキューブの楽しさなんで見出せなかっただろう。




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