中年文学

どうしようもなく疲れたら死のうと思っていたけど、わたしが死んだら多分生涯悲しむだろうなって人が増えていき、わたしはおいそれと死ねなくなった。若きウェルテルのように叶わぬ理想に死ぬことができるのは青春の特権なのだとか。生きなければならない。あと何十年と続く生に閉じ込められて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?