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旅に出る:韓国の場合③

明洞で捕まえたタクシーは幸運にもソウル市で認定された300人くらいしかいない特別なインターナショナルタクシーらしく、運転手の方は日本語がベラベラだった。

東大門でオススメグルメを聞くと、

「東大門で美味しいお店はないなぁ」といい笑わせながらも、
「ここなら日本語しかできなくても大丈夫」というお店を紹介してくれた。

接客も知識も素晴らしいその運転手は別れ際私達にこう言った。
「インターナショナルタクシーは偽物が多い。上のランプと横にインターナショナルタクシーと書いてあるのが本物だからね」

私たちはできるだけそのタクシーを拾おうと決め、夜の街へ繰り出した。

眠らない街東大門はすごい。
デパートが深夜0時回っても開店し続けている。

私たちは個人行動大好きなので、個々に分かれて思う存分デパートと回り倒し、買い物天国!

やっと買い物を終え、集合したのはなんと午前3時。
朝の予定ももりもりに決めていた私たちは、すっかり満足して、岐路に着くことにした。

デパートを出るとタクシーまみれだ。
しかも運転手は皆呼び込みをしている。
私たちはなるべくインターナショナルタクシーをと思い探していた。


その時だ。


「オネエサン!ハヤクハヤクコッチ!コッチヨー」とカタコトっぽい日本語が聞こえた。

見ると車体の上にインターナショナルの文字。

友達が
「あ!呼んでる!しかもインターナショナルやん!行こう行こう」

しかし私は気がついた。
「あれ、でも横には書かれてないけど。。
さっきの運転手さん上と横両方ついてるっていってなかったっけ?」

友達「大丈夫やろー行こう!」


ま、大丈夫か。と思い直しタクシーに乗り込む。

4人なので私が助手席に乗る。
と、違和感。

メーターの前に何故かカードが貼ってあり、価格が見えないようになっている。



と浮かんだ疑問をつれつつ、タクシーは走り出した。

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