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断想:ハイブランドとお星さま


別におしゃれでもないしましてやセレブでもないんですけど。ちょっと野暮用で銀座に行ったときの話。

超ハイブランドの店内で、また別のハイブランドのロゴがデーンと入ったバッグを持っている人がいましてね。ブルガリの店内にヴィトンだったと思います。

そんなのめずらしくもなんともないんだけど、でも違和感あるじゃないですか。その、なんだ、甲子園のライトスタンド、阪神の応援席に讀賣キャップ被っていくなよっていう。ちょっとこの例え違うのは自覚してます。違いますね。

とにかく、別のブランドの服着たりアイテム持って店内に行くの変じゃないですかね?

アディダスのスニーカー履いてナイキショップ行くのは違和感ないと思うんですよ。ドコモのスマホもってauショップ行ったらむしろ歓迎されると思うんですよ。でもハイブランドは何だか違いませんかね?

ハイブランドとはほとんど縁のない生活をしていますが、たまたまそういった光景を目撃して歯痒さを覚えたという話でした。


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なんだか短めなので、きょうは2本立て。


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幼稚園の頃、職員室に園長先生に呼び出されたんですよ。

理由は「夢がないから」。

すごくないですか?嘘じゃないよ。盛ってもいないからね。ほんとうの話。

きっかけは、おはなし読み聞かせか何かの時間だったはず。全園児数十人が集められて。

オリジナルストーリーか知らないけども、導入の部分で語り手役の先生が画用紙で手作りしたお星さまを掲げて、「せんせい、こないだ道でこんなお星さまをひろいました」って言ったんですね。

そこへすかさず幼少時ゆとりちゃんは「そんなの落ちてるわけないじゃん」とガヤ(野次)を入れたんですね。

だってそんなわけないもん。

あんな田舎のあんなところに落ちてるわけない。いや田舎だから落ちてるのか。わかんないけどとにかく。

妙にリアリストで大人びていたせいか、そういう背伸びをしたかったんでしょうね。大人に囲まれてる一人っ子だったからですかね甘やかされててすいませんね(一人っ子に対する偏見問題についてはまたそのうち)。

ところがこれの面白いところは、数十年経ってからなんですよ。

ほらごらんなさいよ。こんなに夢いっぱいの大人がいるかね。そう私のことですよ。

ひるまストレスで擦り減らされながらも、まいばんまいばんなんだか薄暗くて滑稽な作文を書いたりしているじゃないですか私。毎日まわりのつまんねぇやつらにつまんねぇなと思いながら生きてるじゃないですか、ねぇ。

それをなんだ、その、画用紙のお星さまでごまかされてもね。幼稚園児だからって舐めるんじゃありませんよ。おかげでこっちはずーっと脳内が幼稚園児だよほんとにもう。

でそのガヤで場が凍りつきましてね。後の呼び出しに至るというわけなんですよ。今ならもうちょっと気が利いたこといいますね。

「せんせい、こないだ道でこんなお星さまをひろいました」

「せんせい!けいさつにはとどけなかったの!?」

夢がないという理由で呼び出されて説教された話はこれでおしまい。


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おすまいの地域の寒波は過ぎ去ったでしょうか。まだまだ冷えますのでみなさんお身体ご自愛ください。ごきげんよう。









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