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8月21日は献血の日〜わたしのとんでもエピソード〜

お菓子目当てで始めた献血ライフが、まさかのドナー登録へ!


若い頃の私、何かと「お得感」に敏感でした。
セール品を見つけると目が輝き、ポイントカードは常に財布にぎっしり。

そんな私が「これはお得だ!」と感じたのが、献血センターでの献血。
だって、無料でお菓子が食べられるんですよ!
しかも、ジュースまで飲み放題。
学生時代の私は、これを見逃す手はないと意気揚々と献血センターに足を運びました^^;

実は、私の献血ライフの始まりは、正直言って不純な動機でした。
「人助け」というよりも、「お菓子目当て」という純粋(?)な動機で、献血を始めたのです。

でも、そこから数十回の献血経験を積むことになろうとは、当時の私は夢にも思っていませんでした。

献血センターに行くたびに、新しいお菓子が待っている。
これが私にとっての楽しみでした。
今思えば、「人助け」と「お菓子」の両立を目指していたのかもしれません(いや、たぶんお菓子が8割以上占めていたでしょう)。

お菓子を楽しみにしながらも、「今日も誰かのために役立っているんだな」という満足感が、ちょっぴり感じられたのも事実です。

無料の血液検査という魅力

お菓子目当てだけじゃありません。
もう一つの大きな魅力は、「無料で血液検査ができる」という点でした。

特に学生時代、健康診断なんてなかなか行かないものですから、献血のついでに、自分の血液の状態をチェックできるのはありがたかったんです。

その時は、「健康なんだろうな」「成分は大丈夫か」なんてことに興味津々でした。
献血を終えると、数日後に届く血液検査の結果が楽しみで仕方なかったんです。
まるで宝くじの当選結果を待つような感覚です。(そこまで??)

「今日はお菓子とジュースをもらって、さらに健康診断もできて一石二鳥だ!」
と、毎回ほくそ笑んでいたのは言うまでもありません。
もちろん、結果が問題なかった時の安心感も格別でした。
何よりも
「私の血液は問題ない!今日も元気にお菓子を食べよう!」
と心の中でガッツポーズを決めていました。

「セカチュー」に感化されて、まさかのドナー登録

献血ライフを楽しんでいた私に、ある日、大きな転機が訪れました。
それは、ドラマ「セカチュー」(世界の中心で、愛をさけぶ)が大流行した時のことです。

涙なしでは見られないこのドラマに、私もすっかり感化されてしまいました。
見終わった後、私の中で
「自分にも何かできることはないか?」
という感情が湧き上がったのです。

そこで思い立ったのが、脊髄ドナー登録でした。
ドラマに影響されやすい単純な私は、
「これは人助けのチャンスだ!」
と意気揚々とドナー登録に挑戦。
献血の延長線上にあるような感覚で、すぐに登録を済ませました。

登録した当時は、
「私の血液が誰かの命を救うことになるかもしれない」
と、ちょっぴりヒーロー気分でいたのです。
でも、現実はそう甘くはなく、ドナーとして選ばれる機会はなかなか訪れませんでした。

それでも、
「自分にはドナーとしての可能性がある」
という気持ちが心のどこかで誇りに感じられました。
もちろん、選ばれることがなかったのは少し残念ではありましたが、
「自分が誰かを救うことができるかもしれない」
と思える経験は、非常に貴重なものでした。

明るく続ける献血ライフ

お菓子目当てで始まった私の献血ライフが、ここまで長続きするとは思ってもみませんでした。
不純な動機から始まり、健康チェックの楽しみを見つけ、さらには「セカチュー」に影響されてドナー登録までしてしまうという、振り返ればなかなかドラマチックな経験を積んできたものです。

今では、献血センターに足を運ぶたびに、
「また新しいお菓子があるかな?」
とワクワクしながらも、誰かのために役立っているという実感が心の中で少しずつ大きくなっています。

そして、健康を保つためのチェックも欠かさずに行いながら、献血を続けています。

たしかに、最初は不純な動機でしたが、続けることでその本質的な価値に気づくことができました。
献血は、自分の体をチェックするだけでなく、誰かの命を支える貴重な行為なのです。
そして、それに少しでも貢献できることが、今の私にとっての大きな喜びとなっています。

これからも、献血ライフを楽しみながら(?!)自分なりのスタイルで続けていきたいと思います。
そして、いつかまたドラマや映画に影響されて、何か新しい挑戦をするかもしれません。
でも、その時は、もう少し真剣に取り組むつもりです。
お菓子目当てではなく、ちゃんとした人助けとして。

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