歌詞紹介その2 anewhite 『氷菓』
今回、紹介したいと思うのはanewhiteの『氷菓』です。
タバコの匂いがすると夏を思い出すんだ
それは秘密基地みたいで嬉しかった
タバコの火を見てると悪い事してるみたいだ
もくもくとあがる煙に吸い込まれるよう
吸い込んだ煙が何かを盗んでくみたいだ
もうやめたからと笑ったあなたも煙みたいに
浮かんでは見えなくなって嫌な匂いだけが残る
大嫌いと突き放した悲しい表情に気づけなかった
自分自身を踏みつけて大人になるんだ
あたしやっと大嫌いな人を好きな大切な誰かに
気づけたなら踏み越えて大人になって
悪者がかっこよく見えた子供の頃
それは普通じゃないみたいで悲しかった
人にどう思われるかだけを考えて生きてた
自分が自分じゃないみたいで笑えなくなった
俯瞰では見れなくなって人はいつだってわがままだね
歳を取る度だんだんと嫌な奴になっていく
あたしきっといつになってもろくな大人になれないまんま
けどそれでいいんだあたしはあたしのままでいて
色褪せてくフィルムにずっと褪せない記憶が張り付いたまま
そばにいるからあなたを守れるんだ
嫌いな自分を消そうとしないで
消してしまったらあなたはいつまでも
大人にはなれない
甘ったるい氷菓の様
生きていくとは日々の亡骸
頭痛いほど分かってるんだ
刹那に光った簡単なあなたで
評価しないで
夏が擦り切れるほど今を生きていたんだ
今が擦れてももう二度と忘れないよ
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