見出し画像

Mリーグセミファイナル所感

5月4日でセミファイナル20試合を終えて、ファイナル通過チームが決まりました。そこでファイナル前に全試合を見た所感を独断と偏見で書いていきます。()内は運量イメージです。

1位通過 EX風林火山(普通)

前半は恵まれない展開が続きましたが、後半持ち直して首位通過。
勝又選手にそこそこ手が入り出すとやはり強いチーム。松ヶ瀬選手に手が入らず、瑠美選手の豪運が鳴りを潜めましたが、勝又選手の状況を俯瞰的に見た手の進行でのポイント稼ぎにより持ち直した印象。亜樹選手も以前より攻撃シフトに変わったのは非常に良いバランスかと思います。

2位通過渋谷ABEMAS(普通)

多井選手が少し復調、日向選手と松本選手が耐え、白鳥選手が爆発。運がすごく良かったとは思いませんが、まさに実力で勝ち取った2位通過かと思います。白鳥選手がレギュラー序盤のようなキレを見せていましたね。冷静な判断力、相変わらずの守備力、踏み込む胆力。セミファイナルの内容だけ見たら、Mリーグ最強と言えるんじゃないかと思うくらいの内容でした。

3位通過TEAM雷電(上振れ)

特に爆運だった選手がいたというより、全体的に手が入っていたり、展開に恵まれていたりしましたね。いつもより気持ちが乗った打牌は見ていて気持ちが良かったです。瀬戸熊選手の18試合目のオーラスのトルネードツモは興奮した一方、条件的に3筒の離しが早いのが気になりましたが。多少の荒さをまさに気合で克服する麻雀でセミファイナル突破しました。これで選手入れ替えが発生しないのが個人的に嬉しいです。(萩原選手の自主退団がありそうで怖い…)

4位通過KONAMI麻雀格闘倶楽部(少し下振れ)

2戦目の高宮選手の四暗刻逃しからケチがついたのか手牌、展開ともあまり恵まれませんでした。
滝沢選手が1度値千金のトップを取ったもののまだ普段の冷静な打ち方ができていない気がします。伊達選手も守備意識が普段より強く、高宮選手もバランス崩していたように見えます。その中で寿人選手の安定感のおかげでなんとか持ち堪えた感じです。レギュラーでポイント稼いだのがここで活きました。

5位敗退U-nextパイレーツ(普通)

瑞原選手と小林選手が手牌恵まれない中で、UKコンビの爆発力で最後までファイナル争いができた感じです。特に仲林選手は胆力と読みの鋭さが際立っていて、Mリーガー最強と言っていいくらいの内容でした。正直気持ち悪いくらいでした。
優選手の戦闘民族の名に恥じぬ攻めっぷりも気持ち良かったです。来期少し運に恵まれれば、優勝争い間違いなしのチームですね。

6位敗退KADOKAWAサクラナイツ(下振れ)

前半は渋川選手の活躍もあり、悪くないスタートでしたが、後半手牌に恵まれず、条件を突きつけられてから放銃が放銃を呼び、大きなマイナスをひいてしまいました。堀選手が最後まで悉く手牌に恵まれなかったのが痛かったですね。最終日の岡田選手の攻めっぷりの良さと内川選手の堂々たる打ち方で有終の美を飾りました。まさに不易流行の志を体現した姿に心を打たれました。渋川選手が前評判通り強いことが改めてわかるシーズンでしたので、来期に期待ですね。

総括

レギュラーシーズンより運量差をあまり感じず、面白い対局が多かったですね。負けたチームも決して実力で負けた感がなく、むしろ負けて尚強しという印象すらありました。Mリーグと一番ルールが違う連盟所属選手が12名残ることとなったのが意外ですが、ファイナルも楽しみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?