Mリーグの所感

今期もレギュラーシーズンが終わって、若干のMリーグロス気味な今日。

ほぼ全試合見た感覚を超個人的主観でつらつら書いていこうと思います。
(麻雀はフリーで3000半荘で平着2.35くらいの人目線での雑感になります)

Mリーグは運ゲーか

運ゲーの要素強いのは確かですよね。
そもそも麻雀は実力と運の比率が3対7と言われている中で、一発赤裏ありなのでより運が占める割合は高いと言えます。

麻雀の実力とは

では麻雀の実力には何が含まれるのか。
それは「①期待値を局面ごとに高い精度で導き出し②それに即した判断を実行できる③メンタルを常に持っている」だと思っています。
①と②と③のうちMリーグという舞台で打つにはどの能力が最も必要なのか。

①に関しては、「役なし愚形先制」はダマ手替わり待ちよりリーチの方が優位、など一部のシチュエーションでは期待値算出されてますよね。
ただ、試行回数1000回も(少なくとも知る限りでは)他家の捨て牌動向や点棒状況など場合分けされて算出されているわけではないのであまり鵜呑みにしすぎる必要はないと個人的には思います。

②に関しては、精緻ではないにせよ自分なりに導き出した①を実際に実行できるかは別問題です。本来なら真っ直ぐ行く手とわかっていても他家のプレッシャーに負けて踏み込めなかったり、安牌抱えるより手広く打つ局面でも安牌抱えてしまったり。それで裏目引いて後悔する。
あるあるですよね。

③はMリーグともなると、多い日100万人が見てますし、ミスするとネット上で叩かれることもあります。チームポイントが悪い時や自分の調子が悪い時はメンタルが影響して、普段できる②ができなかったりすることも想像できます。

Mリーグでは個人的には②と③が非常に大きい比率を占めると思っています。

自団体のリーグ戦の強さとの相関性

結論以下の理由であまり相関性は高くないと思っています。
④ルールが違う
→Mリーグは一発赤裏というギャンブル要素が強い。
→トップポイントが大きいため、1着を狙う比重を高めた方が良い
⑤チーム戦である
→自分1人なら打てる牌がチームメイトの生活もかかってしまうと打てない

なので、よく各団体の強者が勝てないことへの不満ツイートなども見ますが、それとこれとは別でしょ、と思ってみてます。

今期Mリーグの結果は妥当なのか

自団体の実績との相関性がない&運要素が強い中で妥当も妥当じゃないも断言できないかと思っています。

ただMリーグ内で活躍しやすい人とそうでない人はある程度明確かと思います。

それは前述したとおり②と③を持っているかだと思います。
伊達選手は今期MVPを取りましたが、前期四暗刻を降りました。結果良い方向に進み、トップを取りました。まさに②と③の能力を持っている証ですよね。今期も人によっては(特に亜樹選手あたり)ダマにしそうなトップ目のタンピンドラドラを立直してツモって跳満にしていました。
ダマにしてると萩原選手からおそらく出て8000点。ダマだと2着目の内川選手と8000点しか差が開かないところをリーチして親被りをさせたことで18000点差をつけることに成功しています。
こういう+10000点の差をきちんとつけられることが高結果につながっていると思います。
逆に村上選手は競っている南場の親番で中盤役なしカンチャンをおそらくリスクを高く見積もってリーチせず上がり逃し。一転オーラスはまだ手変わりがかなりあり、ロン上がり裏一でも条件満たさないカンチャンリーチを敢行し、上がり逃し。トップを取りづらい麻雀を打っていた印象があります。

もちろん実績や①は村上選手の方が伊達選手より上であることはおそらく事実なのでしょうが、前述した半荘では村上選手ほどの実力者がトップ取りを求められる局面においてそれに適した判断ができていたかというとそれは疑問でした。②③の部分で伊達選手が上回っていたことが、今期の成績差の一因かと思います。
(村上選手も今季はリーチ判断で反省があると何かの配信で言っていました。)
※ちなみにMリーグ史上最高の上がりは前期の村上選手のフリテン引き戻しの倍満だと今でも思っているので、村上選手アンチではないです。
※対局見直したわけではなく数ヶ月前の記憶なので対局の話は事実と少しズレてるかもしれないです。

ただ勝ちやすい麻雀を打っているかいないかはある程度成績に関係すると思ったという話です。

初めて流れでnote書いたので、論理の一貫性は怪しいですがひとまず。

次回は独断と偏見で今期のMリーガー全選手の所感を書きたいと思います。

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