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今期の各Mリーガー雑感(アベマズ編)


渋谷ABEMAS

多井選手(かなり下振れ)
今期かなり下振れした選手の一人。中盤は特にひどかったですね。技術を駆使する場面さえやってこず、ラス争いを余儀なくされてしまうシーンばかりでした。ただラス回避力は凄く、あれだけ下振れした中でマイナスを二桁スコアに抑えたのはさすがでした。渋川選手をまくった海底の白は見ててツモる気しかしなかったです。平均打点は最下位ですが、和了率は高く、ビハインド時も大振りせず、きちんと安手をあがり被害を最小限に抑える。今期も強さを見ました。マイナスに沈んだ今期こそ逆にポストシーズン爆発しそうな予感がします。

白鳥選手(少し下振れ)
序盤戦かなり手牌に恵まれていたものの中盤は厳しい半荘が多かったですね。シーズン序盤の点棒持った時の進行の仕方が盤石すぎて、今期どこまでスコア伸ばすのか楽しみなくらいでした。今期の終盤戦の3着目ラス親で聴牌が絶対欲しい局面での下家勝又選手への絞りが凄すぎました。普通の打ち手なら2巡で決着だったはずが終盤までもつれ込ませた局は今期のベストオーラスでした。(結果は伊達選手のあがりとなりましたが)。
読み精度の高さと我慢強さを証明する一局でした。

松本選手(普通)
シーズン中盤はキツかったですが、全体で見ると普通くらいのツキだったかと思います。点棒ビハインドの局面から巻き返すシーンを良く見た気がします。オーラス三暗刻の倍満(4→1)は圧巻でした。攻守のバランス良く、年々強くなってる気がします。(Mリーガーなる前にたまたまフリーで同卓した時はそんな強さを感じなかったのに…)また打牌スピードが早く歯切れの良い打ち筋は今期も健在で見ていて気持ちが良いです。

日向選手(少し上振れ)
個人的にMリーガーでも亜樹選手と並んで最も守備特化の選手かと思います。今期も先手取られた時は余程の高打点ではない限り押し返すシーンはほとんど無かった気がします。なのでスタイル的にどうしてもトップ率は下がります。ただ軽率な牌は一切打たないので点棒持たれた時の下家は嫌ですね。大崩れしない縁の下の力持ちっぷりは今期も健在でチームに欲しい選手の1人だと思います。配牌配られた時にお礼を毎回言うシーンやチームファーストの姿勢が人間性を表してますよね。

総評
チームの実力を考えるとかなり下振れしたシーズンだったかと思いますが、結局4位以内に入るところに地力を感じました。序盤しっかりポイントを稼いでおいた分、中盤の地獄を耐えることができた感じですね。ポストシーズン逆に上振れしてきそうな予感がして、他チーム推しとしては気が気でないです。

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