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Hacchiビジョン子育てキーワード【区別のない世界から】

「さまざまなものの見方・考え方の存在を認める」
って勇気づけの大切なキーワードです✨

さまざまな見方・考え方のベースは体験が伴っています。
私の幼児期の一つのエピソードです💓

区別のない世界から、区別のある世界へ


生まれてから3歳ぐらいまでは、
何を見ても美しい
ちょうちょを追いかけたり、
水たまりであそんで、
どろんこになって楽しい

ダンゴムシも、
金魚も全部ともだちで
興味津々

石ころを見ても、
畑を見ても
海をみても
太陽をみても
「わーきれい!」

私は2歳ごろから
住んでいたアパートのいろいろな部屋に遊びに
行くのが大好きだった

一人暮らしのおばあさん
おじさん
水商売のお姉さん
写真の好きなお兄さん
いろいろな部屋を巡っては遊んでもらっていた。

当時はレコードの時代、
水商売のお姉さんの部屋に行き、
美空ひばりの「まっかな太陽」を
かけてもらい歌って、
踊るのが大好きだった。
赤い口紅を塗ったりして・・・

アパートの窓から外を通る人に
「ここははっちゃんのおうちですよー。
あがってお茶飲んで行ってくださーい」
と知らない人にも声をかけていた。

美しいものときたないもの
良いことと悪いこと
区別はなかった。

5歳の頃、
住んでいたアパートのブロック塀に
チョークでお絵かきをした。
住んでいる人の紹介をしたくて、
チョークでその人たちの名前と
似顔絵を描いていた。

子どもながら「よく描けた」と満足していた。

みんなに知ってほしかった。
すてきな住人たちを。

そして、大家さんに叱られました。
「はっちゃん 落書きはだめだよ」って。

私はみんなのことを知って欲しかっただけなのに・・・

母は謝り、
バケツに水を汲み、
たわしで一緒にお絵かきを消すのを
手伝ってくれた。

私は、「なんか変なの!らくがきじゃないのに」って思いながら、
お絵描きを消しました。

でも、母と一緒にたわしで消すのも楽しかった・・・

その体験から
私は、「やっていいこと、いけないことがあるんだ」
と「区別」を学びました。


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