オンラインレッスンのデメリットの解決方法1
都内でピアノ教室を主宰している吉原麻生です。こんにちは。
これを書いている2020年8月現在、コロナ禍は続いており出口が見えない状況です。
そんな中でも安心してピアノレッスンを続けるためにはオンラインレッスンはとても有効な手段だと考え3月末より教室のレッスンをオンラインレッスンに切り替えています。
ここでは前回述べたオンラインレッスンでのメリットとデメリットのうちのデメリットについて私が行っている解決方法をご紹介します。
(デメリット1)楽譜を指さしたり注意を書く事ができない
1)レッスン後に注意書きを書き込んだ楽譜をPDFファイルにして送り、 その後自分の楽譜に書き込んでもらいます。(写真参照)
カメラで撮影するとPDFファイルにできるアプリが便利です。
私はcanonのプリンタ用アプリに付属している機能を使っています。
プリントとPDFファイル化が同時にできて便利です。
2)曲の構成をはじめに提示しておいて、その構成の名称で指示する。
例:「展開部のはじめから」「再現部の3小節目」など
私は以前から構成を意識して指導していますが、オンラインレッスンでは実用的な意味でも不可欠となっています。
3)低学年のお子さんには構成名称の代わりに構成シールで指示する。(写真参照)
私のレッスンのアイディアを形にした『少しの練習で上達するレッスンノート』『練習のポイントがわかるレッスンノート』の付録の構成シールを使っています。 小さい時から曲の構成をわかって弾くことは様々な楽曲に取り組む上で大きな手がかりとなると考えています。
構成シールを使うことで小さなお子さんが苦手な部分練習への抵抗感も少なくなるようです。
4)ZOOMの場合、ファイルを画面に共有させる事ができるので用意しておいた楽譜を共有し、鉛筆機能で指し示す。
私はiPadを使っていてApple Pencilを使っていますが、楽譜を拡大して細かい指番号などを知らせるのにも便利です。
5)ZOOM以外の場合、カメラに大きく映し出して直接楽譜の部分を指差す。
低学年のお子さんにはこれが有効かもしれませんが、レッスンの流れは止まるので一回のレッスンで何度もやるのは厳しいかもしれません。
(デメリット2)以降の解決方法は次回にします。
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