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Don't let perfect be the enemy of good

最近、移動中にポッドキャストを聞くのにハマっている。
ちょっとした自分のルールのようなもので、電車移動では読書、車移動ではポッドキャストで情報を収集することにしている。

内容としては、様々なスポーツに関する仕事をしている人だったり、栄養についてだったりが多いが、他にも時事問題、エンタメ、テクノロジーなど幅広い分野に触れるようにはしている。

移動中に流し聞きしているから、全てが頭に入っているわけではないかもしれないが、その時その時で「なるほどな」「面白いな」と思いながら聞いている中で、一つ頭に残ったフレーズが、Don't let perfect be the enemy of goodだった。

どういう文脈で出てきたかさえ忘れてしまったが、強く頭の中に残ったのは色々考えさせられるところがあったからだと思う。

直訳すると「『完璧』を『良い』の敵にするな」と言ったところだろうか。
要するに完璧を求めすぎるが故に一歩も進めなくなってしまう状況は勿体無いということだろう。

この教訓は案外たくさんの人に刺さるのではないだろうか。

例えば、ダイエット。
自分もやってしまいがちだが、ダイエットを決心して、何日かはバランスのいい健康的な食事をしていたところ、ある日、友人と食事をした際にデザートを食べてしまったことで、気持ち的にも歯止めが止まらなくなってしまい、最終的にダイエット自体を断念してしまったり。
実際は、次の日からまたバランスのいい食事をすればいいだけなのに、「完璧」で無くなってしまったせいで、自分を責めて、1回の失敗のせいで全てを無かったことにしてしまう。

私にとってはこのnoteも始めた当初は1週間に1回投稿することを意気込んでいたが、ある1週間を逃したせいで、やる気が削がれてしまい、1年以上投稿を辞めてしまったこともある。

人は全員少なからず完璧主義者のような一面を持っていると思う。
そして、責任感が強ければ強い人ほど、その完璧主義者の性質は強い。完璧を求めて実際に得られれば全く問題はないが、そういう人ほど完璧を求めるが故に完璧で無かった時に全てを投げ出してしまうこともあるのではないだろうか。

私は完璧主義者というほどではないが、何かを始めたり続けたりすることに理由や条件をつけないといけない気がしてしまう。
例えば、自分のトレーニングや競技についてSNSで発信するには、自分が日本代表レベルの選手になって、○○人のフォロワーがいないといけない気がするし、このようにnoteで文章を書くのも、定期的にスケジュール通りに投稿しないといけないと勝手に自分で理由・条件付けをしてしまう。

Don't let perfect be the enemy of goodというフレーズは、その「理由や条件が揃った完璧な状態でないと何かを始められない」という私のマインドセットを少し解いてくれた気がする。

もちろんこれから先も完璧は求め続けたいし、様々なことに手を抜くというわけではないが、一旦失敗、不十分だと思うことがあっても、それでダメだったと諦めるのではなく、一歩一歩前に突き進むことが最終的な自分の思い描く完璧に近づける道なのだろう。

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