第98回箱根駅伝区間エントリーを見て、主力を当日投入も見据えては
29日に第98回箱根駅伝の区間エントリーが行われた。今回の箱根は駒澤、青山学院、東京国際、順天堂、國學院、早稲田、東洋、明治、中央、創価が優勝・上位争いと見ている。また、日体大、山梨学院、法政、神奈川、中央学院も絡む気配を見ており、初出場の徳本一善監督率いる駿河台は注目している。
2区は東京国際・Y.ヴィンセント、駒澤・田澤廉の対決は山梨学院と早稲田のマヤカ・渡辺康幸、モグス・竹澤健介を思い出す闘い以上と見ている。そのヴィンセント、田澤以外に留学生は創価・F.ムルワ、前回4区区間賞の山梨学院・P.オニエゴ、国士舘・R.ヴィンセント、そして日本インカレ5000m覇者の青山学院・近藤幸太郎、全日本アンカー区間で区間賞を獲得した國學院・伊地知賢造は予想通りに入った。それ以外に前回1区区間賞の法政・鎌田航生、東洋・松山和希、日体大・藤本珠輝も控えており、当日変更で2区投入は早稲田、順天堂、駿河台はリザーブに登録しており、早稲田は中谷雄飛・井川龍人・鈴木創士、順天堂は2年連続で野村優作、東京五輪3000mSC入賞の三浦龍司、明治は鈴木聖人または加藤大誠が起用されるだろう。駿河台については留学生のJ.ブヌカでレース展開を見せるだろう。前回は東京国際・ヴィンセントが区間記録を更新、今回の箱根は田澤との対決は95年・96年のマヤカVS渡辺以上に見物だ。
5区は前回区間賞の帝京・細谷翔馬、区間記録保持者の東洋・宮下隼人、創価・三上雄太、激坂王学生1位の國學院・殿地琢朗が順当に入った。青山学院は春先辺りからルーキー・若林宏樹をエントリー。原晋監督は『若の神』と予言したが95回・97回で青山学院は竹石尚人を起用したが振るわなかった場面は覚えており、自分が原監督なら今回メンバーから外れた脇田幸太郎起用のリスクを考えた事もあるが若林または補欠登録の飯田貴之を2年ぶりに投入方向は見せたいが。駒澤は5区に金子伊吹が入っているが同学年の安原太陽が有力、故障上がりの鈴木芽吹を3区・4区または8区も視野にしているが前回8区4位の佃康平もその一人で芽吹・佃を平地区間に回すことも可能だ。順天堂は四釜峻佑が入ってくる事も大きくなる。
駒澤に関しては佃・安原・芽吹以外に花尾恭輔・白鳥哲汰・青柿響もおり白鳥を4,7区、花尾9区起用、佃は4,5,8~10区、青柿を7,10区起用はあるのか。東洋はルーキー・石田洸介を3,4区に入るだろう、6区は2年連続で九嶋恵舜で5区宮下同様に山で構成を図るだろう。早稲田は山口賢助・菖蒲敦司がリザーブ、5区に伊藤大志が予定通りが入ったが故障明けの太田直希と千明龍之佑を3区・8区に起用したが1区に前回6区山下りで好走した北村光が1区、状況次第で当日に中谷、井川、鈴木を入れたが未だ読めない。東京国際は丹所健が3区に投入される事も考えられる。國學院は藤木宏太・木付琳・島崎慎愛・平林清澄と山本歩夢が補欠登録された。1区藤木、3区平林、6区島崎、9区木付、山本が復路起用も考えれるだろう。