第98回箱根駅伝まで1週間前、2区と5区の予想を見る

第98回箱根駅伝まで残り1週間となった、今回の箱根駅伝は優勝候補、上位争いとシード争いは激戦、第33回出雲駅伝は2年ぶりに開催されたが東京国際大学が初出場で制覇、第53回全日本大学駅伝は駒澤大学が2年連続14回目の制覇でアンカー対決で出雲・全日本は2位の青山学院大と僅か8秒差で逃げ切った、今回は全日本3位順天堂、出雲・全日本4位の國學院、予選首位通過の明治、それに続いて10000m27分台3人の早稲田、出雲3位で全日本は不振と挽回をする東洋、予選会2位通過の中央も注目はしている。

今回の箱根駅伝2区は東京国際:Y.ヴィンセント、駒澤:田澤廉の対決になるのでは無いかと見ている、第71,72回大会の山梨学院:S.マヤカ(真也加ステファン)と早大:渡辺康幸の対決同様に見物と見ている。ヴィンセントは前回大会で前々回に史上初の65分台を樹立した相澤晃のタイムを数秒で上回り、区間記録を更新。

その駒澤を見て田澤は日体大記録会で27分28秒を樹立したが『Number』の記事で大迫傑と対談をしたが「自分は2区が嫌いです」とコメント、前回箱根では「リベンジしたい」と田澤。大八木弘明監督は「やらないといけない」と期待の釘を刺していた。また、ヴィンセントと田澤については1年次3区で顔合わせの時に3区のタイムを59分台と空前のタイムで森田歩希が出したタイムを塗り替えており、田澤は日本人歴代2位のタイムを同タイムで走ってはいる。もし、駒澤の動向を見ては田澤が2区から4区起用ともなれば、前回7区を走り、全日本でアンカーを走った花尾恭輔を2区に使ってもおかしくないと見ている。

青山学院については2区は近藤幸太郎と見ているが前回は区間二桁で不甲斐ない走りを見せていた中村唯翔のリベンジかまたは前回9区を走った主将・飯田貴之(1年次8区、2年次は往路優勝のテープ切っている)も考えているが飯田が平地をやるのか5区をやるのかメモに書いてはいるし、この辺も注目はしている。また、6区以外は誰が走ってもおかしくないと私は見ている。この辺の配置予想はいじりだしている。

國學院については全日本アンカーで区間賞を獲得した伊地知賢造。前回は8区を走り区間9位だったが今季は力を付けて来た1人だ。藤木宏太は出雲、中西大翔が全日本で振るわなかったがこの2人の間を固めるのをルーキー・平林清澄で5区には殿地琢朗を擁しているだけに期待される。

早稲田は10000m27分台の太田直希、中谷雄飛、井川龍人が控えている、もう1人は前回4区と全日本7区の鈴木創士を忘れてはならない。

今回の5区山上りに向けての予想だが私からすればある程度は詠めている所は見えているし、2011年から10年間は芦ノ湖フィニッシュ地点までは現地観戦はしていた事もあった。思い出せば2013年89回大会で強風の最悪なレースコンディションの戦いで箱根湯本から芦ノ湖まではバスでコースを下見、2014年90回記念大会は元箱根から芦ノ湖まで歩いた事もあった。

あの時は2006年82回大会から2016年92回大会までの11年間は往路の中継所が風祭・鈴廣前から小田原市内にある旧メガネスーパー本社前に移転、10年前当時を懐かしく感じている。その場面で選手と小田急ロマンスカー、赤い1000系と併走するシーンで「来たな」と実感が沸いていた事もあった。その当時は2006年82回大会から2014年90回記念大会まで函嶺洞門のバイパス迂回工事をしていた。2015年91回大会から現在のコースになった、距離については2016年2月末に遡ろう、青山学院大学の原晋監督と優勝メンバーが一緒に当時の安倍晋三内閣総理大臣へ表敬訪問した同日に当時は青葉昌幸関東学連会長が会長在任最後の決断を下したのが4区と5区の距離復元で4区21km、5区20.9kmに05年第81回大会以来の距離になり、各大学の戦い方も変わりだした。その5区の適正に向けた調整で激坂最速王決定戦に出場する選手、そして、私が関東学連改革案の一つである丹後大学駅伝に関東学連または日本学連で出場させては適性を見極めるのも一つだと見ている。

今回の5区山上りについては前回区間賞の帝京・細谷翔馬、区間記録保持者の東洋大・宮下隼人、創価大・三上雄太、今回激坂王で学生1位で全日本大学駅伝を回避した殿地琢朗がスタンバイしている。また、青山学院は飯田貴之だが飯田が平地起用だと若林宏樹と見ており、または中村唯翔の起用もあると見ている。駒澤は私の予想では安原太陽と激坂王で好走した大坪幸太。順天堂は全日本アンカーで好走した四釜峻佑、それ以外は前回5区を走った津田将希も控えている。明治は鈴木聖人駅伝主将が2年連続5区を起用されたが激坂王出場の下條乃将が名乗り出ている。また、中央は中野翔太・阿部陽樹の人選で畝拓夢の穴を埋めることは可能だ。3年連続で区間下位に沈んだ早稲田は前回箱根は走れずに終った全日本4区を走った菖蒲敦司とルーキー・伊藤大志がやる見込みでは無いか。

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