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そうか、君は、努力してないと不安になるんだね。僕も、そうだから安心してね。

「努力したからといって、うまくいくとは限らない。」どこかで、誰かが言ってるし、それに、誰かが言い返す。

やりたいこと論と努力論は、いつも、僕らの頭を悩ませる。そして、ある程度、自分の結論を持ってたりする。

世の中には、いろんな人がいる。

努力を努力と思わないけど、他人から見たら、凄まじく努力してる人は、意外といる。

逆に、努力してるって自己申告する人ほど、あんまり、他人から見ると、頑張ってない。そんな人も、多い。

努力ってのは、例えば、ギターの練習と考える。

僕は、理論と考えることが好きなので、1万時間理論で考えてみたい。

1万時間かければ、ほとんどのことは、プロ並になれるって理論だ。その理論の通り、1万時間かけて、ギターを練習しようとする。ギターをうまくなるためだ。

理由は、いろいろある。好きなミュージシャンやアーティストにあこがれたのかもしれない。

好きな曲を弾きたくなったのかもしれない。

ギターに何かの可能性を感じたのかもしれない。本気でプロを目指してるかもしれない。

はたまた、単にモテたいのかもしれない。ちなみに、僕は、モテたいからギターを始めた。

ギターをうまくなりたいから、1万時間練習しようとする。

うまくなりたいに対して、練習時間=努力ということだ。ギターの練習は、時間だけじゃなく、指が痛くなる。

普通の右利き用のギターだと、左手の指が、痛くなる。痛くて真っ赤になったり、マメができたりする。努力とは、根気がいるし、痛みを伴うものだと思った。

そんな思いをしながら、毎日2,3時間練習して、半年練習しても2x150で300時間程度にしか、ならない。

だけど、そこそこ、曲を弾けるようになる。1年ぐらい練習すると、人前で、弾いて歌ってができるようになる。これで、だいたい500時間ぐらい。僕は、10年ぐらいで500時間ぐらいしか練習してないと思う。

本当に、ギターがうまくなってる人は、一日、8時間以上の練習を3年ぐらいかけてやる。8x365=2,920なので、3年で約1万時間だ。

これは、努力を努力と思わないレベルなんだと思う。プロを目指す人のレベルとは、そういうレベルなんだと思う。

でも、自己申告するなら、毎日2,3時間練習してる人のほうが、頑張ってる、自称で努力してると感じる。

8時間ぐらい練習してる人でも、音楽のプロになれる人は、ごくわずかだ。

もし、努力論の発言権的なものがあるなら、8時間組は、「努力したからといって、うまくいくとは限らない。」の発言権がある気がする。

「うまくなる」ことが目標なら、8時間組のほとんどは、努力を達成できる。だけど、ミュージシャンやアーティストとして、食べていくことができるかどうかは、わからない。

ギターの練習と努力と1万時間理論的な話は、やっぱり「努力したからといって、うまくいくとは限らない。」になりそうだ。

ギターだけじゃなくて、野球でも、資格取得でも、営業の仕事でも、時間をかけたから「努力したからといって、うまくいくとは限らない。」

しかも、スポーツや体を使う仕事は、年齢にも限界がある。

それはもちろんそうだと思う。

でも、たいていは、1日2、3時間のことを努力と言い、その努力すらもしないで、自分は努力してると思ってしまう。

きみは、このうちのどれかの努力をしないと不安になるのだろうけど、僕もそうだから安心して欲しい。

お前と一緒にするなって思われるかもだけど、僕は、どんな努力でもいいと思ってるよ。って話。

いただいた分、頑張ったりはできないかもだけど、 何かいただいたら僕は、 ちぎれるほどシッポを振って喜びます。