帯に短し襷に長し的な
東京のビジネスマンが、沖縄に来て、
「沖縄は、最低賃金が全国でも低いし、貧困率も高い。」
「どれ、俺がいっちょ変えてやるかな!」って意気込んでくる人がいる。
そのほとんどが、返り討ちというか、何も変えられなくて、退散していく様子を見ることがある。
僕は、なぜ、こんなことが起きるのか、よくわからなかった。
沖縄を大好きな人が、沖縄に移住して、これまた、仕事がうまくいかなくて、帰っていく人がいる。
これも、よくある光景で、沖縄に移住してくる人の数と、沖縄から出ていく人の数が、ほぼぴったり一致している。
なぜなんだろう?
地方から、東京に行って、東京から帰ってこない人は、多い。
「東京は、冷たい。」といいつつも、地方は、過疎化し、東京のような都会は、人口は増えている。
沖縄も人口が増えているが、これは、子だくさんだから増えている。ちょっと事情が違う。
僕は、思う。
たぶん、仕事をするためには、都会が圧倒的にいい。
東京でバリバリ稼いでる人が、沖縄に来ても、バリバリ稼げるような環境を作れない。
東京には、帯にも襷にもぴったりなところが、いっぱいある。
でも、沖縄を含め地方だと、「帯に短し襷に長し」的なことが、いっぱい出てくる。というか、ほとんどが、そうなってしまう。
東京でうまくいってる人が、地方に来ても、なかなか、難しい。
沖縄では、上場企業の現地法人がいっぱいある。
上場企業に入ったと思ったら、東京の給料ではないのだ。
仕事は、東京の人たちと同じ量、同じ時間を行う。
なんか、ちょっとだけ、差を意識させられる。
沖縄や地方のような厳しい環境で、育ったら、都会に行けば成功するかって言うと、たぶん、そうでも無いような気はする。
それは、やってみないとわからない。
どこにいっても、帯に短し襷に長し的なことはある。
ただ、東京の人が沖縄に来て、帰る確率は、10年で見ると100%。地方の人が東京に行って、帰る確率は、80%。みたいなことを考えると。
働くってことを考えれば、都会の方がいいに決まってる。って思ったりする。
いただいた分、頑張ったりはできないかもだけど、 何かいただいたら僕は、 ちぎれるほどシッポを振って喜びます。