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あのブドウは酸っぱいんだ。に口出ししない方がいい

イソップ童話かなんかのキツネは、高いところのブドウが取れずに、諦めた。

その時、キツネは「あのブドウは酸っぱいんだ。」と自分に言い聞かせた。

僕も、思うような結果が得られなくて、

「あの人とは、才能が違うんだ。」

「自分には、才能が無いから、結果が出ないんだ。」と自分に言い聞かせることがある。

僕は、他人が、この「自分には才能が無い」と言ってるのを聞いて、「それは、単に努力不足では?」と思うことがある。

だから、できる限り、その現実を見るように口出ししていた。

だけど、なんていうか、それ、やらないほうがいいのかなって思ってる。

本人の問題なんだよね。

たとえ、キツネに、そのブドウを取ってあげて、甘いブドウであることを証明しても、また、ブドウを取れるように応援して、諦めるな!って言っても、キツネは、その後、同じような局面に何度もぶつかる。

そもそも、諦め続けてきた、それなりの理由があると思う。

ブドウは、酸っぱい。と理由づけしなくても、他の理由を百万通りぐらい、持ってくるんだよね。

じゃあ、その負け犬根性を叩き直せばいい!って思うかもしれないけど、

僕は、電話口で、それほど親しく無い人から「負け犬根性だね。」と直接言われたことがある。

僕の「ブドウは、酸っぱい」が、見事に論破されたんだけど、僕は、その時その人が何を言ってるかよくわからなかった。

たぶん、説明されても、僕は、理解しなかったと思う。

あくまで、本人の問題なんだよね。

ずっと取れないブドウを取り続けるわけにはいかない。

本人が前に進むために、必要な言い訳が必要なことがあるんだよね。

たぶん、それを、負け犬って言っちゃうと、前にも後ろにも進めなくなる。

だから、僕は、「あのブドウは酸っぱいんだ。に口出ししない方がいい」と最近、よく思っている。

いただいた分、頑張ったりはできないかもだけど、 何かいただいたら僕は、 ちぎれるほどシッポを振って喜びます。