どっかの出版社営業マン

ペソアを売る人です。 本について書いたりします。

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最近の記事

ペソア屋(MERCADO PESSOA)、始めました

「どうやらペソアが好きらしいんですよね。」 ふと、そんなことをあらためて思ったのは、つい最近でした。 どうしてそんなことを思ったのかというと、実は好きすぎてペソアの本とかグッズを売るサイトを作っちゃったからでした。 「なんでそんなの作っちゃったの?」と自分でも思う。 これはペソア好きな私が、ペソアを売るためのECサイトを作っただけの話。 お時間よければ、少しお付き合いください。 ■そういやなんでペソア好きになったんだっけ? 私は本屋→出版社→保険→出版社→出版社、みた

    • 『ペソアと歩くリスボン』をGoogle マップで行ってみた。

      いつだって旅行は楽しいものですね。 特にポルトガル、リスボンへの旅は格別です。 ただ、冒頭からこんなことを言って申し訳ないのですが、私は旅が苦手なんです。 初めてのところはドキドキするし、緊張します。 我々のようにいつも電車の端っこに行ってしまうような人間にはハードルが高すぎるんです。 そこでなんとか自宅から旅に出られないかと思って、考え付いたのがGoogle マップというわけですね。 これはそんな出不精である私が、『ペソアと歩くリスボン』(彩流社)に沿って、青く晴れた空、路

      • ■ポルトガルの詩人ペソアをわかりやすく紹介しようとしたら一万字を超えた話

        ■人生は意図せずはじめられてしまった実験旅行である。 自分について悩んだことのない人は、そんなにいないと思う。 誰かに恋したときなのか、あるチャレンジをして挫折したときなのか、人と比べて自分の人生が劣っていると思ったときなのか、それとも夜一人部屋で電気を消してベッドにポツンと大の字になってウォークマンを聴いたときなのかは人それぞれだろう。 そんなときの悩みは、だいたい「私っていったいなんなんだろう」というやつで、自分の存在意義、存在の矮小さ、自分への他人からの評価の低さ、恋

      ペソア屋(MERCADO PESSOA)、始めました