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さくらももこ「ひとりずもう」を読んで

こんなに泣いたの久しぶり?ってくらい泣いてしまいました。
たまちゃんとまるこの友情。
たまらん・・・
自分と重ね合わせてしまった。
中学生のころ仲良くしていたのに些細なことからすれ違ってしまって高校も一緒だったのになんとなく疎遠になってしまった友達のこととか思い出しました。

ひとりずもうの中で、高校生になったふたりが昔みたいにすみれを探しに歩いているシーン。。

”あれ?なんか今、
急に「まるちゃん」って呼びそうになっちゃった”

そういえば中学高校で「ももちゃん」って呼んでたんだね・・(それまで気がつかなかった)
たまちゃんのこの言葉をきっかけに私の心のダムが決壊・・・!
そこから最後までは泣きながら読みました。

そうなんだよね、呼び方もいつの間にか変わってたりするんだよね。
子どもの頃の変化ってすごく大きいよなぁ、なんて改めて感じました。
大人もだけど、すれ違いってほんの些細なことだったりするよね。

そして、ちびまる子ちゃんの中では、まるちゃんは元気な感じのイメージありますが、ひとりずもうを読み進めると、まる子はどちらかというと引っ込み思案な内向的なタイプだったんだということを思いました。
(実際には元気だったのはたまちゃんの方だった、という話も)
まる子は内向的でちょっと夢見がちというか。
考えなければならないこととかも割と先送りにして、このぼーっとした時間がずっと続けばいいのになぁ~と思うようなタイプですね。
なーんだ私と一緒だ。笑

わたしも子ども時代、家の周りにある小川をじーーーっと見て、水草の流れとかを観察したり、花びらが流れていくのをみたり。アスファルトの隙間から芽が出て、花が咲いて、種がまた落ちて、という流れを観察したり。そういうのが大好きだったなぁと思い出しました。


ちびまる子ちゃんしか読んだことない方やアニメでしか見たことない方にはぜひ読んでほしい。
「まるちゃん」にはない「ももちゃん」の姿も読んでみて欲しいです。
きっと青春時代を思い出して心がチクチクッとなります。

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