無料で使える議事録自動作成アプリMinuteGeneratorを作った話
だれでも簡単に議事録作成ができるアプリ「MinuteGenerator(議事録作成くん)」を作りました。音声ファイルをアップロードするだけで、議事録が作成できちゃいます!
今後も機能面の改善を続ける予定ですが、現状でも十分使えるWEBアプリです。超絶簡単UIなので、ぜひ試してみてください。
簡単に使える「MinuteGenerator」の使い方
OpenAIのAPIを取得する
OpenAIのAPIを使うので、OpenAIのサイトからアカウントを取得して、APIKeyを取得してください。使うときに貼り付けるのでメモ帳などに残しておいてくださいね。会議などをした際に音声を録音する。
MiuteGeneratorのサイトに飛んで、APIKeyを入力し、音声ファイルをアップロードして後は待つだけ!
情報の取り扱いについて
API入力窓はsecret設定してあり、サイトには残りません。
API経由の情報はGPTが学習することはないので、安心してご利用いただけます!もちろん、わたしのほうからもUPされた情報や生成された文章などは一切アクセスできません。
気になる方は、OpenAIのdata usage polisiesを読んでみてください。
解説記事も貼っておきます。
MinuteGeneratorの仕組み
アップロードした音声をOpenAIのWhisperで、文字起こしをします。文字起こしデータはテキストデータとして出力できます。
文字起こしデータの文字数が長い場合、分割してGPT3.5-TurboでTokenを極力減らす作業をします。ここでは意味のない単語を削除したり、文脈上不要と思われる内容を削除していきます。要約まではしません。
GPT4を使って、要約をします。基本的には以下のフォーマットで出力されるようにしていますが、ここのプロンプトは、ユーザー側で変更することができます。
基本プロンプトは現状(23年4月現在)このような感じで設定していますが、いい感じのプロンプトを思いついたら頻繁に変えるので、ご自身で発見されたお気に入りのプロンプトがあればそちらを使ってください。
以下のテキストについて、注意事項に則って短い文章で要約して出力してください。
#️# 注意事項 ##
・議題ごとのまとまりで要約する
・ダブりや不足のないようにする
・重要箇所は重要であることを明示する
・5W1Hの内容が含まれる場合は必ず出力に反映する
## 出力フォーマット ##
・出力はMarkdown方式とする
・要約は、200字以内とする。
・箇条書きとする。
・フォーマットは以下とする。
####議題
####要約
####決定事項(結論)
####主な意見
#####ポジティブな意見
#####ネガティブな意見
####NextAction
「MinuteGenerator」はTwitterスペースと相性がいい!
会議の議事録にさっそく使ってみるよーとご連絡いただいたユーザーさんもみえますが、会議以外でもいろんな使い方があります。
わたしが一番利用しているのは、Twitterスペースの要約です。
NFTやWEB3界隈だと、Twitterスペースが頻繁に開催されています。ただ、全部聞けないし、録音もずっと残ってるわけじゃないので、とりあえず要約してみて、全部音声で聴くか、全文を読むかを決めたりしています。
Twitterのスペースは、SpacesDownloaderというサイトからMP3をダウンロードできます。
生成文章はこんな感じ。要約は箇条書きで簡潔に表示されるので、詳しく知りたい場合は、全文読むか、録音を聴きましょう。
ということで、こんなWEBアプリ作ってみたよという話でした!
非エンジニアでもGPTがあればWEBアプリ作れるすごい時代に突入してます。これからもいろんなサービスを作ろうと思いますので、お楽しみに!
noteでいただいたサポートは、開業資金として活用させていただきます。ありがとうございます。