思考と感情の錬金術:トランスミューテーション
今回のテーマは生命エネルギーです。
エネルギーはこの世界で必要な量が生産され、必要な場所に届けられ、必要なだけ使用される。これが循環です。
この循環がどこかで滞ってしまうと、必要な量が生産されず、必要な場所に届けられなくなり、必要なときに使うことができません。うまく循環していない状況、つまり「とどこおり」が僕たちのカラダやココロに問題を起こすことになります。
古来より、エネルギーには3つの形態が伝えられてきました。スピリチュアルでは何でもかんでもエネルギーで片付けようとしがちなので「エネルギー」と聞くだけで怪しいと感じる方もいるかもしれません。でも、すべてはエネルギーなんですよね。
今回、ここではできるだけ具体的なカラダのポイントとして解説しながら進めていきます。
ちなみに、今回のコマンドは「循環を選択します」です。
このコマンドの部分だけを書いちゃえば、ほんの数行で済む内容ですが、東洋と西洋の錬金術をベースとしながら新しい錬成のための「フラスコ」とは何か? 「アタノール」とは何か? をこれから明確に解説していきます。
どのようなノウハウやテクニックを実践したとしても、今見えている世界が変わらなければ、同じことの繰り返しになってしまうものですよね。
すると、僕たちは「新しい解決策」を外に外に求めようと努力をはじめます。その根底にあるのが「内側に無いものを外側に求める」という設定。つまり、無いから求める、ということです。
例えば「お金が欲しい」とは、そのままイコール「お金がない」を意味しています。
「なりたい自分」が「なれない自分」を創り出す仕組み
言葉はいつも反転します。
ある願望、その「手に入れたい」はひっくり返って「欲しいものが手に入っていない」状況を意味しています。自分の外側にあるもの、お金を求めている時点で「自分の内側にはお金または同等の価値がある」とは認めてはいない。そんな構図になってしまうことがよくあるんですね。
手に入っていない(現実) → 手に入れたい(願望)
本当に大切なのは、今の現実と理想の間にある境界線を消していくことです。それは「無いものが欲しい」と隔てている線引きを消すこと。
ですから、目標を立ててそれを達成するということは、目標と目の前の現実が別のものだと認識することではありません。両方がちゃんとつながっていると認識(イメージ)して、その間にある距離・差分を消していくことです。スタートから歩き始めてゴールに到達するということは、つまり「ゴールが消えるということ」です。
手に入れていないことが問題ではない。
なぜ、手に入っていないと感じるのか?
この世界のすべてが世界のすべてにつながっているはず。
それでも、なぜ自分と何かを切り離して認識してしまうのか?
実はここに大切なポイントがあります。
古来からこうした知恵は語られてきました。それでは、これから僕がかつて偶然の導きで触れた錬金術の秘密について、こっそりとお話していきましょう。
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