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感情を動かす感情の物語「インサイド・ヘッド」

「頭の中ってどうなってるんだろう??」

こんにちは、まきです。
突然ですが、皆さん最近泣いていますか??

泣くことはいい事であり、決して恥ずかしい事ではありません。泣くことは心のデトックス効果もあるので我慢は毒です。

なのでそんな心のデトックスを図るべく、100%泣けるディズニーピクサー映画、

「インサイド・ヘッド」(米名:inside out)の紹介をします!
(ちなみに私はこの映画を見ると120%涙を流します。)

映画「インサイドヘッド」について

インサイド・ヘッドは2015年6月に公開されました。あまり有名では無いイメージですが、単純に楽しいだけではなく、感情に語りかける「感情」が主人公の物語です。

ぜひ本編を見ていただきたいので、内容は少しだけ紹介しますが、後に魅力を感じた点も紹介するので多少のネタバレなる可能性があります。ネタバレしたく無い方はご注意下さい。

この物語は1人の少女ライリー・アンダーソンの感情を描いた物語です。

感情がライリーを操作し、幸せな人生に導こうとします。

感情は5つ
1ヨロコビ(米:ジョイ)
2カナシミ(米:サッドネス)
3ビビリ(米:フィアー)
4ムカムカ(米:ディスガスト)
5イカリ(米:アンガー)

日本名そのままの感情がキャラクターとなって登場します。

ライリーを幸せにするためにヨロコビは全力を尽くします。しかしその裏側で自身も役に立ちたいと思うカナシミも行動するが、ライリーが幸せになるためにはカナシミは必要ないとヨロコビは思いました。

ヨロコビは後に、カナシミが必要な理由をライリーの思い出から考えます。

ざっくりとした内容紹介ではありましたが、どう言った点に魅力があるのかをご紹介して行きましょう!!

1.敵味方無しのストーリー構成

主人公には敵がいる。
こういった構成の物語は多く存在します。過去のピクサー映画でも、多くの敵キャラクターが顕在していました。

しかしこのインサイドヘッドでは敵は存在しません。強いて言うなれば、険しい道のりorライリーの苦手なものくらいかも知れません。

敵がいないストーリーというのは、意識してないだけでディズニーピクサー作品の中では珍しいのではないでしょうか?

2.空想の友達ビンボン

私がこの映画を見る上で最も重要だと感じるのはこの空想の友達、ビンボンの存在です。

ヨロコビとカナシミが旅の中で出会うキャラクターです。ライリーが幼い頃の空想の友達でした。

2013年に公開し、社会現象に近い状態になった映画「アナと雪の女王」。

私はこの映画を見た後に、映画館でインサイドヘッドを初めて見ました。

その影響か、詳しくは言えませんが何か疑いの目を向けてビンボンというキャラクターを見ていました。これまでの話の中で敵がいなかったから、というのもあるかも知れません。

しかし、その考え方とは裏腹にビンボンは最後までヨロコビ達、そしてライリーを想うキャラクターでした。

ここのヨロコビたちとビンボンの別れのシーンは、何度見ても泣いてしまいます。最近ではこのシーンのサントラを聴くだけでも涙が出るほど、このシーンは胸に響くものがあります。

この空想の友達ビンボンは、旅の中で出会い、そして別れるほんの一部のキャラクターですが、きっと見ている人の心の中に残る重要なキャラクターなので、ぜひチェックしていただきたいです!

3.心や感情に染み渡るような音楽

続いてのインサイドヘッドの魅力は、音楽です。

ピアノの音色がメインになっている音楽が多いのですが、響き渡るような音色が感情に訴えかけるようで、とても浸透していきます。

特に、ライリーの思い出の回想シーンでの音楽は訳もなく、シーンと音楽が相まってより心に響くものがあります。

私の中のイメージですが、インサイドヘッドの音楽は街中の「5時の鐘」に似ています。

5時の鐘を聴くと、皆さんはどう思いますか。

小さい頃の私は、5時の鐘が鳴ると家に帰らなければならない、もう今日は友達と遊べない、 といった様な寂しい気持ちになります。

その影響あってか、現在も鐘を聴くと少しは寂しい気持ちになります。夕方という時間帯自体もなんだか、寂しい気持ちになりますよね。

その様な条件が重なり、音楽とストーリー性、感情に訴えるものがより心に響き渡ってきます。一言で上手くは言えないですが、単純に悲しいわけではありません。感動の形は色々あると思います。心にグッと来るもの。そういったのもがこの映画の音楽からも伝わって来ると思います。

4.ヨロコビの考え方の変化

※ネタバレ要素が少し含まれます。

「もう大丈夫だね!」

と、ヨロコビが初めに言いました。
これは、ライリーの人生が幸せに上手くいっていると思ったヨロコビの言葉です。

しかし、ライリーは引越しを機に感情と共に変化を起こします。

その結果、ヨロコビとカナシミは旅に出ることになりました。

ここで言いたいのは、幸せに上手くいっていた人生が、引越しを通じて変化したという点です。安心した考え方だったヨロコビの感情も意外な心境を見せていました。

もう大丈夫だ、と思っていたヨロコビの感情も引越しと冒険を通じ、ライリーの中の考え方として変化します。

最後のヨロコビの言葉は、

「これからも楽しみだね!」

です。

この最後の一言から、ライリーとしてのヨロコビの考え方の変化が伺えます。

安心していた考えが引越しを通じ一変し、色々なワクワクする事から幸せを感じるように考え方が変化したと思われます。

この絶妙で見逃してしまうくらい些細な表現が素晴らしいと思います。

ジブリ映画、風の谷のナウシカにもそういった些細な表現で感動したシーンがありますが、それはまた別の回に機会があればnoteに投稿しようかと思っています。(笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回のnoteだけでは伝わらない事が多くあり、活字で伝えることの難しさを痛感しています。

感動する事は、あなたにとってどんな事でしょうか。また、どんな時に感動した、と感じるでしょうか。

これは、あなたの物語。

という言葉がインサイドヘッドのCMや、コピーとして使用されており、まさにその通りです。

感情は、我々人間に与えられた大きな贈り物です。時に悲しみ、時に喜び、時に怒り、と感情次第で人生も大きく変化する生き物です。

皆さんも、ぜひ映画インサイドヘッドを見て、感情について考えてみてはいかがでしょうか?

この映画を見て感動したと感じる人は、感情が動いている証拠です。

涙を流し、心のデトックス効果を図ってみてはいかがでしょうか??


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