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7/4ミニセミナー:「音楽をする」とは――市民と個人のコミュニケーションの観点から――

7月4日の専門ゼミI(政治・文化複合史)では、日比ありさ氏(東京音楽大学オーケストラセミナー所属ヴァイオリニスト)をお呼びし、プロの楽団所属を目指す音楽家にとって、「音楽をする」とはどういうことなのかについてお話を伺いました。

まずは導入として、ヴァイオリニストの活躍の場には、ソロ、デュオ、室内楽、オーケストラなど様々な演奏形態があることをご紹介いただき、またそれらそれぞれのやりがいや難しさについてお話いただきました。

またヴァイオリンを始めたきっかけから今までのキャリアパスを振り返るとともに、音楽家にとって楽器と音楽がいかに密接に結びついているか、それなしで生活を営むことの想像が難しいことや、「好き」をこだわりを持って突き詰め職業とする際の大変さ、苦労、難しさとともにその歓びについてお聞きすることができました。

「例え私がヴァイオリンを捨てようと思っても、どれだけ離れようと思っても、きっとまたヴァイオリンは戻ってきてしまう」という日比氏の言葉がとても印象的でした。

音楽活動の実際を知るとともに、学生に近い年齢の日比氏からキャリアについて語る様子を見ることで、学生の今後にとっても良い刺激をもらうことができたのではと思っています。

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