2024ニセコクラシック 150km年代別7位
日付:2024年6月16日
場所:ニセコ地域
天候:晴れ時々曇り時々雨
気温:20℃
風向:南西4m/s
出走人数:89名(19-34クラス)
リザルト:年代別7位(総合12位)
一昨年は年代別3位、昨年は年代別優勝という結果を残し、今年も勿論優勝するつもりで挑んだ。ちなみに2019年大会でも3位表彰台乗っており、ニセコクラシックでの入賞はマストであると思っていた。
同クラスの注目選手は、普段から一緒にトレーニングしている島野、木村さんは一番の優勝争い候補。他にはイナーメ信濃山形で一緒にJプロツアーに参戦している、キタノ氏ぱやお氏と小出も有力選手。また昨年ゴールスプリントで競り合ったGochi佐々木りょうさん、365の城所さんもアツい。
機材に関しては、昨年まではS-WORKS SL6を使用していたが、今年からBMCのTeammachine SLR01を投入。正直言って重いしエアロフレームじゃないから最新機材と比べて劣っているが、カッコ良さ補正で速いと思う...というのは冗談で、重さの割に登れるし、1分〜2分のパンチのある登りはかなり速く、レース終盤の短い坂では有利なのではと思っていた。
⚫︎スタート〜パノラマ下り〜新見下り
パノラマまでのアップダウン区間は普段よりも速い気がして気が滅入りそうになった。パノラマラインは予報通り南風であり、かなりの向かい風。なるべく先頭に出て疲弊しないようにローテ調整。パワーは去年よりも10w低く、タイムも2分遅いから相当ペース緩んでいたんだと思う。ホームコースみたいなもんなので下りは勿論先頭で下る。
今年からコース変更されて、普段登る新見区間を下る。ここもエアロフォーム取って脚が疲弊しないように下る。先頭で通過。
⚫︎平坦区間〜新区間手前まで
小出含む5名ほどの逃げができる。途中1分激坂からのアップダウン区間(Stravaでは名駒NC2024)で人数減らす動きがあると予想していたので、先頭まで上がる。この区間はレースの最初の重要ポイントとして過去3回の試走で認識していた。
と思っていたが、激坂区間では意外にも強度上がらななかったが、アップダウン区間では高岡選手らがペースアップ図る動きをしていた。ここの段階でツキギレする選手が現れ始めていた。この区間で逃げは吸収。
日本海へ向かう平坦区間は追い風。ここでも数名の逃げが生まれる。やはり小出だ。高岡さんもそこに加わる。日本海からニセコ方面へは爆風追い風なのでこの逃げはキャッチされるであろうと認識していた。
その矢先で、何もない場所で大規模な落車が起きる。間一髪避けてノーダメージで復帰できた。
ちなみに、どこで行ったか気づかなかったがヒルクライマーの加藤選手も逃げていたらしい。
⚫︎新区間〜ゴールまで
左折し新しい新見区間へ。集団はまとまっている。脚はまだイケる。が、怖い。何か来る。何も来るなと願っていた。
何かを察して先頭付近まで上がる。島野がダンシングしてポジション上げていくのが見えた。僕はそれに合わせ準備する。彼が最初に駆け出した。彼は右側いたが、ほぼ同タイミングで反対側にいた自分も行く。
試走の時と同じタイミングだった。自分が後ろに着き、その後ろには...木村さん、エスポ高橋ハヤト。試走の時と同じ風景。1分走よりも高い出力で、勾配緩む手前でドロップアウト。試走の時と同じタイミングで千切れた。何やってるんだ。
集団とは10秒差位?一旦戻って回復し、暫く集団に任せる。意外に彼らペース上がらず、集団有利のも相まって吸収。
KOMへ向かう登り区間へ入り、そろそろ高岡さんが落ちてくるかって時に、島野から「高岡さん吸収されたらアタックするわ」と。実際のところ、落ちてくる直前でエスポのハヤトがアタック!流石にうまい。吸収されたが良い動きだなぁって感動しちゃった。KOMの直前で加藤さんとは1分差。まだ集団は諦めていない。この時点では集団は40人くらいいた。
5kmのダウンヒル区間で先頭10名と後ろ30名割れているように見えた。この先のニセコ温泉(小学生の時の修学旅行先)でアタック駆けると事前のミーティングでも作戦を立てていた。U字のように下りからいきなり登るので勢いで抜け出せる。
後方から左側を抜けて加速...と思ったが、少し阻まれてやや減速してしまった。速度差はまだあったのでそのまま行ったが、全然勢い足りないようだった。木村さんにチェックされ失敗。
最後の勝負所であるニセコ大橋のそばを登る区間。ここの手前で加藤選手を吸収し本当の勝負が始まる。開始から島野がペースを上げる。後ろと2車間程開いたタイミングで飛び乗ったが案外キレがなかったようで後ろとあまり離れない。そのまま下り区間へ。ここまでもまた島野がアタック。それに安立さんがチェック、集団と割と離れる。木村さんの牽引でキャッチしまたひとまとまりになる。
ゴール残り3kmまではアタックの応州が続きかなり辛くなってくる。
ペースが落ち着き、残り3km。エスポハヤトが俺の顔を見て何か言っている(アタックしますって言ってたらしい)。その後本当にアタックした。絶妙なタイミングで抜け出したので集団は牽制し、みるみるうちに離れていく。俺はこのまま行ってほしいと思った。
ヒラフ坂で10秒くらいか。高岡さんとイツキが鬼引きし、追い風でやや登坂しているのも相まって引き千切れそう。セコマ付近までペースが上がり、最後の競り合いに備えてポジションを上げる。安立さん、木村さん、小林さん、島野、僕のポジションで最終コーナーへ。島野の後ろから更に踏み込み捲る気持ちでいたが、身体が反応せず全く踏めない。後ろにいた選手らにも捲られ気づいたら自分の前に10人くらいいた。気持ちが切れ最後は長澤さんをチョイ差ししてゴール。
⚫︎まとめ
ディフェンディングチャンピオンとしてレースに挑んだが最終的には力負けした。コースが変更になり、長い登坂区間が少なくなった分、様々な展開が生まれたレースになって良かった。勝利した昨年よりも楽しく、厳しいレースだった。来年こそは奪還しよう。
365日後のニセコクラシックに向けてまずはポテチを食べよう。
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