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雪の積もる朝

いつもの朝とは違った静寂とカーテンの隙間から覗く光の白さの中、僕は目覚める。夕べから降り始めた雪が積もったのだろう、と思う。
夜、雪になったことを喜んだ君は、隣でまだすやすやと寝息をたてながら眠っている。

ベッドの中は二人の体温で温められている。
しかし、君はもっと温まりたいのか…、横向きになって僕の脚に太ももから絡みついてくる。
僕もその柔らかい太ももを掴み、君を引き寄せる。そんなことを何度か繰り返しながらお互いの落ち着くポジションにたどり着く。君の頭頂部が僕の顎の下に収まり、まるで君は炬燵に丸まる猫のような格好になる。

折角落ち着いたのに…、君は複雑に絡まっている身体の隙間から僕のペニスまで手を這わせ、それを眠りながら弄ぶ。
『それがベストポジションの完成なんだネ』と、君への愛おしさが込み上げてくる。僕は君の髪の香りに包まれながらその雪の朝を堪能する。
雪の日だからこそ感じられる静寂と君の温もり。
こんな日は仕事をサボり、一日中ベッドの中で過ごすことを僕は考える。

Mr. D

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