【お知らせ】リバイバルアルバム「Ancient Collections / 万貴音」まもなく配信終了します。

2024年1月12日 01:53

小田貴音です。

タイトルにある通り、2021年1月30日に配信リリースしました万貴音のリバイバルアルバム「Ancient Collections」を配信終了させていただくことにしました。

2024年1月18日までは確実に配信されてると思いますが、その後しばらくして配信終了という流れになると思います。今のうちに聴いておいていただけると嬉しいです。手元に残しておきたい、と思ってくださる方はiTunes Store、Amazon Musicなどダウンロード販売しているサービスからご購入ください。

・（最古の）過去作を配信すること。

「Ancient Collections」は万貴音結成最初期のミニアルバム2枚、シングル2枚を配信限定で復刻させたリバイバルアルバムです。CD盤ははるか昔に完売しています。現物持ってる方は大切にしてくださいね。笑

当時は「持ち歌をまず増やさねば！」という気持ちもあり、相当ハイペースで楽曲制作していて、活動開始から約1年でこの20曲を作りました。今聴いてみるとプレイヤーとしての未熟さや制作環境・制作技術の足りなさはたくさんありますが、なんとかしてアイデアを形にする意欲や楽曲制作そのものへのモチベーションの高さなど、ミュージシャン・クリエイターとしてのギラつきのようなものを感じる作品たちです。「じゃんごーじゃんごー！」「アンケート」「6月のラブレター」「pf」など、未だに高い人気を誇る楽曲もこの時期に作られたものが多いです。

セルフライナーノーツもギラついてますね。笑

今でも愛すべき作品たち。拙さも気恥ずかしさもあるけれど、過去の作品にはその拙さを含めて胸を張っていいんじゃないか、と思って配信することにしました。じゃんごりあんの皆さんには当初を懐かしんで聴いてくれる方、ライブで聴いた曲が昔どんな形でリリースされたのか知ってくれる方、それぞれのスタイルで楽しんでいただけたんじゃないかな、と思っています。

・じゃあなぜ配信終了？

ただ楽しんでもらうのが目的なのであれば引き続き配信継続してたんだと思います。たとえばこれが自分のYouTubeチャンネルとかでセルフアップする、みたいな形ならこの選択は取らなかったと思う。

サブスクの性質と今の万貴音に望む見られ方、を考えた上での選択でした。

Spotifyのサンプルですが、再生数に注目。「Tuning」の再生数が突出してます。これは配信中の全楽曲の中でトップです。

すでに万貴音を知ってくれてる方であれば、聴きたい曲を選んで再生すると思います。「あ、"Re:Lease"聴きたいなー」とか「今日は”ノーマライズ”アルバムリピートするかー」とか。それぞれ好きなものを選んで再生してくれるんじゃないかと思います。

ただ、新規のリスナーはどうだろう。どこかで万貴音というミュージシャンを知って調べてみた、似たミュージシャンを聴いてた関連でサジェストに万貴音が表示された、という場合、何をたよりに再生してみるでしょうか。

ほとんどの場合は「一番再生数の多い楽曲」だと思います。

となると、「ふむ、”Tuning”って曲が人気みたいだな、どれどれ」となる。この曲は最古の曲で、さらにミニアルバムの導入の曲でもあるので、万貴音を知るために試しに再生してみると「…？」となる、と。

新規のリスナーさんからすると、万貴音の評価はここに全てかかってきます。個人的に思い入れの強い大好きな曲ではあるけれど、今万貴音の音楽をお伝えする入り口としては、あまりに適さない。

今、伝えたい万貴音の音楽のきっかけとして大きく乖離してしまっているな、と思いました。「配信」という場の入り口をコントロールする必要性を強く感じて決断したのが、”配信終了”の決断でした。

・楽曲自体は消滅しないよ。

当たり前ですが、命削って作った当初の楽曲が消滅するわけではありませんし、するつもりもありません。これからもライブで歌い続けるし、データをこの世から抹消するわけではないので、ラジオなどでリクエストがあればいつでもオンエアできます。

今この曲をリメイクしたらどうなるだろうな、と思える曲もいくつかあるので、時が来れば手を入れてみたいなーと思います。「じゃんごーじゃんごー！」を2007→2019でリメイクしたみたいにね。過去に捕われて新曲書かなくなるのはまずいけど、そういう楽しみ方もあるのが音楽の面白い所ですよねー。アレンジャー脳ならでは、だけではないと思う。笑

ということで、3年間配信で楽しんでいただきましたリバイバルアルバム「Ancient Collections」配信終了のお知らせでした。ちょっと寂しく感じるけども、愛していただいた方には心からの感謝を。そしてこれからも続く万貴音の音楽活動にご期待ください。新曲も書くし、過去作も今以上に愛していきますよー！

ではまた。小田貴音でした。