「広島市民葬儀」様TVCMのBGM・サウンドロゴを万貴音が担当しました。

2020年12月3日 00:43

本日から無事に公開されたそうです。久しぶりの万貴音のCM仕事！嬉しいねー。

放送局はRCCテレビ、聞いた情報では月水金曜の「ひるおび！」番組中で流れるとのことなので、遭遇したらコメントください！

・初挑戦？のこと。

お話をいただいたのが10月初頭だったかな。今回はCMソングの提供ではなく、「BGM」と「サウンドロゴ」だったので、万貴音としては新しいチャレンジでした。

10/11の万貴ブログに書いてたレコーディングがこの案件だったのでした。

んでは具体的な「初挑戦」ってなによ？ってことなんですが、それは「サウンドロゴ」制作の一部。

サウンドロゴってこういうやつですね。大体CMの冒頭かお尻についてる短いやつ。あなたの好きなサウンドロゴはどんなの？

今回はメロディのあるロゴだけではなく、いわゆる「ナレーション」付きのロゴも作ったんです。声のトーンを変えたり、喋るスピードを変えたり、といったオーダーを出して、万貴さんにたくさん喋ってもらってサンプルを複数用意する。

「ミュージシャンなんだからメロディつけたロゴでいいじゃん！」と思う人ももしかしたらいるかな？自分もメロディはつけたい派なんですが、ちょっと理由がありました。

たった15秒（もしくは30秒）で濃い情報をPRするのがCMの基本。多くは商品の魅力とか、イベントの紹介とかですね。
じゃあサウンドロゴは何の役割か、というと、「企業」のアイコンになります。「私たちのお仕事です！」っていう名刺というか、名札みたいなものでしょうか。

企業の自己紹介もしたいけど、より伝えたいのはその「中身」なので、サウンドロゴはあまり長いと邪魔になる場合が多い。
逆手にとって、音全部をロゴにするやつもありますね。「ちょっこれいと、ちょっこれいと、チョコレートは明治」とか。あれすごいよね！商品は画だけで見せて、それで成立する。

てなことで、サウンドロゴは短めが良し、な場合が多いんです。それこそ1秒！ってのも多いです。15秒CMって規格上「14秒」で動画をまとめなければいけないので、無駄な時間は作れない。

今回のロゴは「ひろしましみんそうぎ」、ちょっと長めの言葉ですね。メロディをつけると、どうしてもそれなりの長さになってくる。なので、メロ有りのサンプルを3つぐらい作りつつ、1〜2秒ぐらいの音にナレーションを乗せたものを3つぐらい作りました。

最終的にどうなったかというと、すごいびっくりしたんですが、冒頭に「ナレーションロゴ」、末尾に「メロディロゴ」がつきました。2つ採用された！笑　結果座りが良くなったんで、試行錯誤って大事だなーと思いました。

葬儀系のBGMだと、重く荘厳な感じ？って一瞬思うけど、それは単に「葬儀って悲しいものだー」ってイメージにしかなんない。なので、目指すは「癒し」と「感謝」でした。

ピアノを主体として曲を作ることが多いんで、今回はそれほど悩むことなく完成までこぎつけました。ピアノとストリングスで作る3拍子の曲。こちらも別パターンのBGMをもう1つ作って提出してます。こっちは少し神秘的な雰囲気。

ね、15秒しかないから楽な仕事だぜ、ってわけにはいかないんですよ。笑

とまあ、せっかく放送開始したので、ちょっと制作の裏側のお話をしてみました。CMソングを書き下ろすのも非常に光栄なお仕事なんだけど、今回みたいなCMとの関わり方もまた面白いです。何より、大事な企業のPR媒体である「CM」の音楽を託してもらえたわけなので、改めて背筋が伸びる気持ちです。

色んな人や音楽と関わって、万貴音の活動は出来ているし、続いていく。
これからも頑張ります。

小田貴音でした。

[Subscription]
・アルバム「Smile Co.」
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・シングル「クローバー」
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・シングル「優しい言葉」
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・アルバム「ノーマライズ」
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