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挿絵のレイアウト

新版『ムーミン谷の夏まつり』の原書
4章の終わりには
時計が描かれている。

4章のラストは
劇場を係留していたロープを
エンマがほどいてしまうという場面。

この時計は何だろう?
10時20分と7時を指している。
……と、1章のラストにこんな一文が。

それでみんなは、つぎつぎ
ゆかの上でまるまって、
眠ってしまったのです。
でもムーミンパパは、
ろうそくを消すまえに
目ざまし時計を七時に
合わせた
のでした。

新版『ムーミン谷の夏まつり』1章

そうか、この時計は
パパが目覚ましをセットした
時計か!
……ということで、挿絵の
位置を変更。このように
他の巻でも変更をした箇所が
いくつかあるので、
それはまた別の機会に。

「おまえさんがたは、劇場のことを、なんにも知らん!ただ知らんちゅうよりも、もっと知らんのじゃ。知らんということも、知らんのじゃ!」(新版『ムーミン谷の夏まつり』4章)

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