筑波大学 enPiT2023 を振り返る
こんにちは、makiartです。筑波大学でenPitという授業を受けており、最後にレポートを記事として作成するということだったので、この場所でenPit2023の振り返りをしていきたいと思います。
開発したプロダクト
今回enPitで開発したのはTsuku Geiという筑波大学の芸術を専攻している学生の作品を投稿できるポータルサイトを作成しました。
このサービスは芸専の作品を知ってもらう・応援する機会を増やすために開発しました。
チームについて
優秀なメンバーを紹介するぜ!
PO(shuri)
まれに過激派発言をすることがある。基本寝てないことが多い。芸専に対して問題を解決したい気持ちが誰よりもあった。重役。
SM(mirano)
みんなのお母さん。すぐに暴れ出す幼稚園児たちを正しい道へと導いてくれる。
haku
みんなのボケにのっかてきてくれる盛り上げ隊長。打ち上げの調整などを息を吸うように行ってくれる。みんなの影のお父さん。
slimalized
優れたデザインセンスを持った唯一の情科生。冷静で的確なFBをしてくれる。やきそばを150円で売っている。
bony chops
時間外労働 is All You Need。自ら残業をするエンジニアの鏡。実態は技術が大好きで息をするように開発をするギーク。shuriのお父さんだったりする。
ren
しれっと引き受けたタスクをこなしてくる天然。実は産業スパイではないかと疑っている。
自身が行ったこと
技術選定、サービスの基盤開発、いくつかの機能開発、フォローアップ
チームの特徴
とにかくうるさい笑。だけど、単にふざけてるってわけではなくて、わいわいしながら開発したり、討論したりしている。
どのチームよりも笑ってる時間が多かった気がする。
みんな何かしらのミームを理解していて、高専から編入した身からすると少し親和性を感じるチームであった。
秋学期中のプロダクト・チームの軌跡
「ユーザーが望むものとは?」を考える開発であった。
私たちのチームは夏の集中開発で最低限の機能開発を終えて、このプロダクトを実際に芸専の学生が作品をアップロードして、その作品を多くの人に見てもらうためにどうしたら良いかを秋学期では考えた。
このプロダクトは作品を投稿する投稿者、作品を閲覧する閲覧者の2者がいることによって成り立つプロダクトです。このようなプラットフォームサービスでは、お互いがお互いに依存しているため、ニワトリと卵問題が出てきます。そのためどちらかのユーザを増やすための施策を行う必要があります。私たちはいろいろな方面からこの問題を解決するため奔走しました笑。
実際に行ったこと
私たちは新規機能の開発をいくつか行いましたが、それと同じかそれ以上の時間をかけて、マーケティングの分野に力を入れました。実際に行ったこととして以下のようなのが挙げられます。
雙峰祭で行われる芸祭フリマのまとめサイトを作成、Tsuku Geiを宣伝、芸専の実際の作品を収集
芸専の教授にインタビュー、サービスの問題点洗い出し
芸専の学生へのインタビュー、そもそもどういった需要があるのかないのかを整理
このプロダクトを芸専の授業の中に取り込めないかを学群事務と協議
また、開発に関しても実際に機能としては追加しなかったものの、試験的に機能を開発し、enPitの別チームの人たちにレビューしてもらいました。たとえばGPT-4V(GPT-4に画像について応答することができるもの)を使用し、芸専の方が作品の説明を付与することなくAIがその作品についての説明を生成してくれるというものを作成しました。実際にこの機能をレビューしてもらうと、あまりいい評価は得ることができませんでした笑。ですが、いろいろな方面での新機能を考えて検証することによって、着実に課題の本質を理解することができたのではないかと思います。
期間を通した個人的ふりかえり
楽しく活動できたいいチームであった
必ず集まった時には笑わないと死んでしまうチームなのか、毎回何かしらで笑いが起こるという謎チームでした笑。一緒の部屋にいるチームは毎度お騒がせしてすみませんでした:bow:
チームのメンバーそれぞれのキャラが確立されており、本当に楽しいチームでした。
三年次は忙しい時期なのもあり、秋学期では全員が集まる回というのが少なかったですが、最後の会には全員集合し、めちゃくちゃわいわいして終われたのはとても良かったと感じています。
プラットフォームのプロダクトを作るのって難しい
2者ユーザーがいるサービスってほんとに難しいなと改めて感じました。片方のユーザーだけでは成り立たないサービスというのはそれを軌道に乗せるまでにものすごい労力がかかるし、尖った施策というのが重要ですね。
そういう意味で開発以外での取り組みというのは非常に大事な取り組みであったし、このような取り組みというのは高専時代ではあまり経験をしてこなった面でもあり、とても勉強になったと感じています。
さいごに
高専から筑波大学に編入した身からして、開発以外での知見が深まったとても良かった授業だと感じました。また、筑波大学の人たちと関わる良いきっかけにもなったかなと感じています。筑波大学に編入した学生はぜひenPitを受講すると良いと思います。技術だけでなく、チームでの開発、プロダクトに関する見方などが養われる良い授業です。今後もenPitの経験を活かし、いろいろなアウトプットができると良いなと感じます。
enPitに関わっている先生、メンターの方ありがとうございました!