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Let it go2️⃣

わたしには社会人になる息子が2人いる。
長男は高校から寮に入り16歳で私の元から離れてた。以来会うのは盆暮れ正月と、家族旅行の時。
♏️の彼は、多くは語らないけれど、いつも的確なアドバイスと、さりげない優しさでわたしを支えてくれる。

そんな彼が、彼女と旅行で箱根神社に行くので足を伸ばして東京によると。母の家を家宅捜査し、いろいろ調べることに協力してくれると。(オットはいつもいて欲しい時にはいない笑笑)

一人で探すよりも、二人の方が効率的。おかげでさまで負債を記す手紙を発見。二人で絶句。

「まじか!俺◯◯◯円ならすぐ出せる」

と。娘のわたしは、冗談じゃない、こんな負債なんで払うわけ??と思っていた。

「自分でためたお金は自分で使いなさい」 

と言いつつ、その気持ちに感謝していた。

彼女とはこの日が会うのが始めて。
修羅場のようなこんな時に。さすがに家宅捜査には同席しなかったけれど、終了後、長男のクルマで初めましてのご挨拶。ほんとに申し訳ない。

母の状況についてどうするかガンガン話してしまった。ドン引きだったと思う。おまけに、私が、あなたたちが誰かわからなくなったら、オランダに短期移住でもして、安楽死を選択して欲しいとも言ってしまった。
とんでもない初対面だったと思う。

うちに戻って、わたしの得意なパスタで遅めのランチ。改めてまして自己紹介。事前に、長男から誕生日を聞いていた。巨匠曰くのパートナーの生まれ。息子の彼女が私のパートナーの生まれとは、正直驚いたけれど、ならば「す」を出しても大丈夫だと、オランダの件も含め、いつも通りのわたしで接した。

彼女にとってわたしはどんな存在なのかは知る由もない。

後日わたしの感想を聞くと「パワフルで素敵な人」とのこと……。

あなた達はあなた達の人生を歩んでください。わたしたち、親のことは一切考えなくてよし。その代わり、自分の人生を楽しむ責任をおってください。

続く




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