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6月3日(月)~6月9日(日)

少し仕事が落ち着いたので、毎日必ず15分は本を読むことを課したい。

6/3(月):15分 15ページ
今週も『三行で撃つ』(近藤康太郎/CCCメディアハウス)を読む。第3章「説得する技術」の項に「一回限りの関係を求めて近づく人間になってはいけない」と書かれていた。「心からの尊敬も、かたちにしなければ、言葉にしなければ、伝わらない」。言葉にする、その努力を続けなければ。

6/4(火):15分 14ページ
明日の夕方の取材のために取り寄せた本を、朝いちばんで図書館に取りに行く。『三行で撃つ』はライターの持つべき道具の項に進んだ。「凡人は、習慣で、天性を作り上げてしまうのだ」と書かれている。15分読書も筋トレの一つなのだから、続けて習慣化しなければならない。まだ少し危ういのは、6週目だからか、読む時間を決めていないからか。午後から母の忘れ物をとりに出かけ、その足で十数年ぶりに大宅壮一文庫に寄ってきた。

6/5(水): 15分 12ページ
本日の15分読書は、たまたま「語彙」の項を丸々読むことになった。もっと読みたくなるが、今週はなんとか15分をキープしていこうと思う。私の仕事机から一番手にとりやすい本棚の段には、広辞苑をはじめ、用字用例辞典、国語辞典、故事・ことわざ・慣用句辞典、人名事典、古語辞典、世界史事典、漢和辞典などの辞書類が並んでいる。今日読んだ項には、「デジタル辞書は無敵の強さを発揮する」と書いてあった。早急に準備しよう。

6/6(木): 15分+アディショナルタイム 11ページ
本日は「文体」の項目を読んだ。メモをとるところが多く、時間がかかった。「ライターは無主義主義」という言葉に出会えただけでも、この本を読んでよかったと思った。来週の読書日記は、スタイルを変えて書いてみよう。「いまのわたしで<ある>だけでは、不十分」なのだ。「変わり続ける」のだ!という読書の日だった。午後はシェア型書店のお店番に入った。小さなお客さんも来てくれてうれしい。

6/7(金):15分  8ページ
朝6時前に家を出て電車で1つ目の現場に向かう。昼前に帰ってきて、オンライン×2本という詰まった一日だった。電車の行き来があったので、読書の時間はとれたが、後で栞の位置を確認したら全然読めていないことがわかった。しかも、全く頭に入っていない。明日、もう一度同じところから読み始めることにする。実質0分だが、今日の15分は読んだと言っていいのかしら。

6/8(土):15分  13ページ
読み直してよかった。「ユーモアがなければ、生きている資格がない」と書かれていた。大好きだった雑誌に北尾トロさんが編集・発行人を務めていらした『レポ』がある。ユーモアに富んだノンフィクション専門誌で、今も本棚の一番上に全号置いてある。川内有緒さんの国連の話を『レポ』で読んだときの衝撃は忘れられない。お昼から長時間のオンライン取材。うれしい。よいものをつくりたい。

6/9(日):15分 17ページ
金曜日に3本承ったので、日曜日だが終日作業。読書は5章の終わりまで進んだ。昨日の取材の結果、仕事に関係する本で読んでおきたい本が増えたので取り寄せる。夕方に娘が家に寄る。おいしいものを食べさせたくて二度も買い物に行ってしまった。

【振り返り】
なんとか毎日15分読めた。同じ15分でも読めるページ数にはばらつきがある。本の内容にもよるのだろうが、読む側のコンディション、集中度の違いが大きいと感じた。『三行で撃つ』、みんな読んだらいいのにと思って奥付を見たら、私の本は9刷だった。もうたくさんの人が読んでいるんですね。


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