見出し画像

今日は「お香の日」

良い歯の日でもあるのですが、
香り物が好きなので、
お香の日で!


今日がお香の日になったのは、
日本にお香(香木)が伝来したのが
4月だから、というもの。

「香」の字をバラバラにしたら
「一十八日」になるので、

あわせて4月18日がお香の日になったそうです。

お香といえば、アロマですね。

アロマテラピーは随分と一般化してきましたので、
ラベンダーがリラックス効果とか
スッキリしたい時にはレモンやオレンジ、とか
気分の切り替えに使っている人も多いのではないでしょうか?

アロマテラピーは欧米からのものですが、
日本でも香りは昔から用いられてきました。

使っていたのはアロマテラピーのようにオイルではなく、
香木。


香木で有名なのは、
なんといっても伽羅ですね。

超高価で、1グラムで数万円!

私もすこーしだけど持ってますが、
ビビって使えません。

眺めて、ニヤニヤしているだけです。

この伽羅で有名なのが、
正倉院の「蘭奢待(らんじゃたい)」ですね。

正倉院の目録では「黄熟香」とされています。

銀閣寺を建てて、侘び寂びの美意識を形にした足利義政、
日本史の超有名人・織田信長、
鎌倉時代以降の武家社会から政権を奪還した明治天皇ら、
時の権力者だけがこの蘭奢待を切り取ったことが
知られています。

香りが特別なものとして扱われていた、ということですね。

宗教的にも香りは「お清め」などに使われてきました。

身近なのは、お線香でしょうか。
お寺やお仏壇にお線香をあげたことがある人も多いのでは?

昔、高野山のお寺で
「お線香はご先祖様にとってはご飯のようなもの。
毎日お供えしてね」
と教えていただいたことがあります。

香りがお清めやお供えとして捧げられるのですから、
昔から香りが大事に思われてきたことがわかりますね。

さて、そんな香りに思いを馳せる日。
私も、お気に入りのアロマグッズで
香りを楽しませてもらっております。

これは茶香炉。
上のお皿にお茶の葉を入れて、
ロウソクの炎で温め
立ち登る香りを楽しむものです。

今回は、お茶の代わりに
線香と白檀の香木を砕いたものを入れてみました。

この使い方だと、
線香が長持ちするし、煙が出ないので
オススメなのです。

また、
透かし模様を通してロウソクの灯りがほのかに伺えて、
香りと一緒に
ゆったりとした時間を演出してくれます。

なんでもない日常が、
ちょっとした贅沢な時間に。

「明日からの一週間、頑張ろう!」
と思えてきます。

香りを上手く取り入れた生活を送るのを
習慣にしていきたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?