＃Free Palestine!🇵🇸

2024年3月12日 20:59

パレスチナを知るための読書会　2024年3月9日（土）
会場:神奈川県小田原市　本屋「南十字」さん　
主催:nightjar/よだか　さん

★がついている項目は、読書会で学んだことです。
また、私はこの問題に関する専門家でも研究者でもありません。
間違った表現などあるかもしれませんがご容赦ください。
（明らかに間違っていることについては、ぜひ教えて下さい）

無知・無関心・沈黙について

「私たちが1番怖れているものは、爆弾でもなく、ISでもなく、武装勢力でもない。これほどのことが起こっているのに世界が私たちに無関心だということです。」
現地の人々は口を揃えてこう言うそうです。
（Voice Of People 「檻の中の暗闇」より）
https://youtu.be/udKrWXLpjfI?si=ry22UmLwYP65xFxq

日本の公教育では、いじめは「傍観者も共犯」だと教える。見ているだけではなく声を上げろと。その場で何もできなくても周りに助けを求めろと。

人々が様々な社会課題に対して「沈黙」するのはなぜだろう。

興味がない、知らない、どうしたらよいかわからない、暗い話題で自分の気持ちを暗くしたくない、自分のことで手一杯で周り（他国）のことに構っている余裕がない（日本は比較的余裕のある人が多い国だとは思うが）、仕返しが怖い（周りにどのように思われるか心配）、
★いろいろな問題があることは分かっているが、傍観するだけ、批判するだけで行動しない。

★政治的な言動は謹んでおくのがよい、という風潮が日本にはある気がする。しかし、ここまでの状況になっていて、なにも表明しないほうが逆に政治的なのではないか？

優しい人ほど、何かしてあげたい、何もできないと日々傷ついている。このジェノサイドは世界中の心優しい人々を巻き込んで２次被害、３次被害を生み出し続けている。

きっかけ

「この問題を考えるようになったきっかけ」は何だろう。この質問が投げかけられたときに渋い顔してごめんなさい。分からな過ぎて。
私の場合は、さかのぼると小6の時に見たバングラデシュの難民キャンプの動画が一番初めだと思う。テント前のドロドロの道。トイレも水道もない。あまりの生活環境の凄まじさに「何とかしなきゃ」と思った。それからずっと難民キャンプのようないわゆる最前線で働きたいと思っていたが、経験と語学力が足りなくてダメだと気づき、自分のできるレベルのことをやろうと思って今に至る、、。（一応、協力隊→海外勤務は果たしたが😅）

パレスチナ問題に関しては、もちろん気になってはいたが、友人（JICA海外協力隊の同期🇻🇳）にYoutube上の勉強会の情報を教えてもらったとが一番のきっかけ。（ジェノサイドだということ、日本政府や日本企業が虐殺に加担していることに改めて気づいた）

過去2016年にジャーナリストの川上さんのパレスチナ関係の講演会を聞きに行っている。その時は歴史の話がほとんどで「もっと子どもの現状について知りたいな。」と思っていた。（あと、空調効きすぎで寒いな、と）そんな私でも、すっっっごく複雑で難しいということは理解できた。

パレスチナ（ガザ地区）の現状など

★子どもたちは今、ジャガイモのゆで汁しか飲めていない。（金のある人がジャガイモは持って行ってしまう。）

★エジプトの検問所から出るのに、一人240万円かかる。クラウドファンディングで集まったお金は、エジプトの支援団体が渡すことになっている。~~いるが、エジプトの政府などの懐に入ってしまっていないかが心配。~~
エジプト🇪🇬側には収賄を求める兵士がいるため、エジプト政府はオフィシャルに検問所を開けてもらいたいところ。(エジプト政府に対しプレッシャーをかけることも求められている)

★パレスチナの人たちは
①自分たちの置かれている状況を知ってほしい、勉強してほしい。
②今すぐこのジェノサイドを止めてほしい。
③Youtube等に嫌なコメントがつけるのをやめてほしい。
④BDS運動に参加してほしい。

「BDS運動って、知っていますか？」

Boycott（不買）
Divestment（投資撤退）
Sanctions（制裁）

『いま、日本でパレスチナのために出来ること』#パレスチナ民族浄化に反対する https://t.co/SbvkH2wme9 pic.twitter.com/eFVcndQ53v
— Choose Life Project (@ChooselifePj) December 27, 2023

★70年間様々なことが蓄積してきた結果が現状。そのため、「これをやれば終わる！」というものは残念ながらない。

★ジェノサイドや戦争。利益を得ているところが必ずある。→代表的なものに「イスラエル・ロビー」（政策を親イスラエルの方向に動かそうとロビー活動をする組織。）というものがあり、政治家がお金をもらっている。（アメリカの共和党が多い）

2023年、カンボジアのNPOに勤めている時に、あるキャンペーンに参加した。
SGDｓ４（教育）に関するもので、子どもたちにシリアの現状について説明し、教育の大切さについて考えるというもの。私の場合は児童養護施設でシリアの難民キャンプ等の情報をPP資料で紹介（自分でやるつもりだったが、JI●Aとの会議が入り、事務所のローカルスタッフに任せた）→一人ひとりが考える「学校ですきな場所や瞬間」を絵にかいてWebで送信、という流れ。
シリアやパレスチナ、ヨルダン等に関わる数名の知り合いから写真や情報をもらいPP資料を作って気づいたことがある。
カンボジアは、最近経済成長が著しく、首都を中心に大きなビルも建ち始めている。しかし、一方で貧富の差はいまだ大きく、大きなビルやおしゃれなカフェの陰に隠れて路上で生活したり、ごみを漁って食べたり、物乞いをしている人も多くいる。高校生くらいの年頃の制服を着た女の子たちが、楽しそうにカフェに入っていく横で、同じ年くらいの女の子が穴の開いた服を着てごみを集めている様子もよく見る。とくに私が関わっていたアートクラスで関わる養護施設の子どもたちは、家もなく路上で生活をしていたような子どもが多い。
そんな子どもたちにシリア・ヨルダンの難民キャンプの様子を見せた。写真の中の難民キャンプの子どもたちは暖かそうな衣服を着て、キャンプ内のきれいな教室で授業を受けている。お店には大きなパンも売っている。シリア、パレスチナの建物や学校は破壊されているが、当時の資料からは「生活にとても困っている」ような感じは受け取れず、カンボジアの貧困地域の方が「困っている」ように見えた。（子どもたちにどのように映ったかわからないが）この時、自分たちが困っている子どもたちに「困っている人がいます」と伝えるのは難しい、と思った。
この話が1年前くらいの話だが、はたして今同じことが言えるのかというとそんなことはない。毎日ショッキングな写真や記事が目に入るようになった。そもそも比べてはいけない問題だとは思うのだが、この1年での変わりようが凄まじすぎて驚いている。

＊SDG4教育キャンペーン2023
「紛争下の教育✖️平和」
参加する→メッセージを見る→（A) →画像作品をスクロール
で、カンボジアの子どもたちが描いた絵が見れます。
https://www.jnne.org/sdg2023/message/

私たちができること

★きっかけは「なんかよい感じはしないです」「気に入らない」でもOK
★デモを見に行くだけでもOK（在日パレスチナ人は100名程度しかいないので、力になる！）

BDS運動：パレスチナ人が主導している運動。
（対象企業はとても多い。地域差もあり、例えばボイコット対象のコンビニしかない地域もあるので無理にする必要はない。）

各種署名:SNSでたくさん流れてきます。署名が必要な背景も書かれているので、読んで賛同できそうなものにはぜひ署名を。できれば周りに拡散も！

目的は、占領と入植をストップすること、イスラエル内のアラブ人の人権平等、帰還権を得ることなど。

周りの人に広めたい・・

★つらい状況をニュースやSNSで見た時、それに対して何もできず普通の生活を送っている自分に対して罪悪感を抱いてしまう。（本当にこれはそう。）
「見なかったこと」にしてしまいがち。
→「自分が納得いかないから」を理由にすると心が軽くなる。

なぜパレスチナだけ？国内でも困っている人は大勢いるよ？最近地震のあった能登半島の人たちは？福島の人たちは？ウクライナだってミャンマーだって危機的状況ですよ？貧しくてご飯を食べれない人は他にもいるよ？
、、となりがち。「どうだっていい、関係ない」なんて一言も言ってないのに。何もしないよりマシだと思う。

★話が伝わりやすい人と話す。そういった場に参加する。
本音で安心して話せるってよい。同じ思いをもった仲間がいるということだけで心強い。そこからつながりや新たな行動も生まれるし。

★なかなか周りの人が反応、連帯をしてくれません、、。
→情報　＋　「自分の思い・理由」（なぜこの情報を広めているのか）
で発信するとよいのでは。

★目に入るところに情報が置いてあると、その情報にアクセスしやすいのでよい。

パレスチナ料理

マナイ―シュ（ザータル乗せ）とバナナとデーツのケーキ、フムス（ひよこ豆のディップ）と焦がしナスのディップ
主催者がパレスチナ料理店より取り寄せてくれました。
とってもおいしかったです！