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わたしのアップデート

母親アップデートコミュニティ公式のアドベントカレンダー「私のアップデート2020」の記事です。


まさか、こんな年になるとは誰も思わなかった2020年。

この一年が終わりに向かうタイミングで、母親アップデートコミュニティ(以下、HUC)から「私のアップデート」というお題をもらい、Note記事を書かせてもらうことになった。そして、そもそもHUCでの活動自体が私のアップデートだよなぁ、と思った。

今日はそのことについて、書いていこう。

1.『シン・二ホン』読書会

コロナ禍により時代の流れは大きく変わり、オンラインで講座が加速度的に増えつつある。振り返ってみると、今年に入って学びの可能性はぐんと増えた。小学生の母親として、ゆるくつながりなら、無理のない範囲で参加できるというオンラインでの学びの場はとてもありがたい。

そのなかでもとりわけ大きな学びを得ているのは「読書会」だ。

HUCでも読書会がある。HUCに入会したのは今年の3月頃だった。
もともと本を読むが好きだったので、HUCの読書会に参加しようと思ったのは自然な流れだった。緊急事態宣言下ということもあり、ちょうどいいタイミングで仕事もわりと落ち着いていて時間に余裕もあった。

最初、〈日曜日の6時スタート〉というイベントページの表示を見たときには「ちょうど夕食の準備の時間だなぁ・・・」などと思ったけれど、よくよく読んでみるとそれはなんと朝の6時から。

「日曜日の朝6時!?」

しかも読む本は『シン・二ホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』

帯には「この国はもう一度立ち上がれる」、とある。


「AIも、データも、日本再生も、人材育成もよくわかんないし、ちょっと難しいかなぁ・・・」と思いながらも、思い切って読書会に飛び込んでみた。

そしたら、めっちゃめちゃ面白かった。

HUCには「誰も否定しない」という神ルールがある。
それはとりもなおさず、心理的安全性が担保された場で、自由に等身大の感想をシェアすることが許されていることを意味する。
「AI×データ時代における日本の再生と人材育成」なんていうとんでもなく難解なこの本のテーマを、参加者の一人一人が飾らず自分の言葉で、無理なく自然体でシェアをしている。それぞれの立場に引き付けて、一人の悩める母親として等身大でこの骨太な本を読み進めていく。そんなHUCの仲間の様子は大きな刺激になった。
そして私も一緒に本を読む仲間として読書会にコミットしていく中で、HUC全体の空気にも無理なく馴染むことができた。

『シン・二ホン』にはこういう文がある。

「僕らは少しでもましになる未来を描き、バトンを次世代に渡していくべきだ。もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。そしてどんな社会を僕らが作り、残すのか、考えて仕掛けていこう。未来は目指し、創るものだ。」

そうか。
そうなのか。

本を読むまで全く意識していなかったのだが、私も一人の母親として、子どもたちのために「少しでもましになる未来」を思い描きたいのだ。そして、もしかすると、それを創る側に回ることさえできるのだ。

HUCの仲間と『シンニホン』を読み進める中で、「未来は目指し、創るものだ」という著者(安宅和人さん)の明るく力強いメッセージがガツンと心に響き、自分自身が勇気づけられていくのを感じた。

そして最後の章を読み切った後に、ワンアクションとして思わず出てきた言葉は、これ。

「発信!」

それまでの私は、どこか諦めモードだった。せっせと取り組んでいる瞑想という超マニアックな領域について、「たいていの人には通じない。わかる人にだけにわかればいいや」というスタンスで地味な活動を続けてきた。だけれど、ここにきていきなり「知らない人にも伝えていきたい」という(謎の)強い思いが沸々と湧いて出てくるのを感じたのだ。

2.マインドフルネス普及活動

そこで勇気を出して企画したのが、6月のマインドフルネス体験会
瞑想のすばらしさを自分の方から、発信するのだ。
例にもれず朝活で、土曜日朝6時スタートという時間に企画。それにも関わらず、多くのHUCメンバーが参加してくれた。
ただただ感謝。感動。

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そしてその後のHUCマインドフルネス部の発足。望月里恵さん(12月23日担当です!)のお声がけで、ついに念願のマインドフルネス部の活動が始まった。
瞑想なんてものは長年日陰者扱いを受けていて、私も地味なオタク以外の何者でもなかった。それがマインドフルネス部はまさかの部員50名を超える大所帯となり、私も副部長として、イベントの企画や実際の誘導瞑想を担当させてもらうことになった。
そして、今、HUC仲間と一緒に座ることができる幸せを受け取っている。

また11月から、私が一個人として『ハートフルネス』の読書会を主催することもできた。HUCからも数名のメンバーが興味を持ってくれて、参加してくれた。参加者同士の属性はバラバラで、それぞれのコミュニティからの参加者を、「ハートフルネスに興味がある」という共通項からつなぎ合わせることができたのが、とても嬉しかった。ここではすでに、シェアリングを通してハートフルな交流が生まれ始めている。

そして来週からはいよいよマインドフルネス部でも読書会がスタートする。
ここでは敬愛するティク・ナット・ハン老師の『愛する』を読む。

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『愛する』は薄い本ながら、「真実の愛」「本当の愛のかたち」という普遍的なテーマを扱っている。マインドフルネスのエッセンスを学んでいく予定だ。
そしてその学びが、2周年記念のイベント「愛でつなげるHUC」へとつながっていく。

3.「発信!」でアップデート

『シン・二ホン』から数か月。いつの間にか「発信!」が現実となった。そのときは気づかなかったけれど、振り返ってみると、アップデートしたんだなってことがわかる。

以前の私は、どうせわかってもらえるわけがないと決めつけて黙り込んでは、「やっぱり通じなかった」と言っていた。だけど、「発信!」と腹をくくって大声で叫べば通じるのだ。いや、通じるだけではない。共感してくれたり、好意的な感想を述べてくれたり、協力を申し出てくれる人さえ現れた。


そうなのだ。

「わかってくれない」と閉じたままでは、何も変わらない。
少しでもましになる未来を描き、バトンを次世代に渡す。そのためには、まずは同世代の仲間とつながり、共感したり、受け止め合ったりできるあたたかなコミュニティが必要だ。そうして初めて、安心して自分の潜在的な可能性を解き放つことができるのだ。

来年も引き続き「発信!」でさらなるアップデートをしていきたい。
そんな気づきとアップデートの機会を与えてくれたHUC、ありがとう。

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